les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

therapy

therapyとは、フランス語で「治療」。
治療とは、病気の癒しにかかわる行為一般緒こと(ブリタニカ国際百科事典より抜粋)。


mimuraです。


冒頭からなんのこと?という感じですね。


再び、アロマスプレーを作らせて頂く機会を頂きました。
今回は私がお会いしたことのない方へのギフトとして。

アロマを扱う時、私は文字で記されていること以上に、
自分の感覚と1つ1つの精油がもっている意味を考えて選ぶことが多いです。


そしてその時、お相手のことを・・・考える、というより、そっと傍に寄り添ったときに
その方からどんなエネルギーを感じるんだろう、と想像します。


その方のお顔、雰囲気、歴史、見える世界、気配、声、その方の1つ1つの選択…色々です。
口から発せられる思いと、心の奥にあるであろう思い。
触れた時、手を通して伝わるものはどんなことなんだろうか。

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人生まだ39年しか生きていない、自分のことすら理解できていない未熟者な私に
人様の人生に近づいてみることなど、おこがましく到底なかなか出来るはずもないのですが
それでも想像させて頂きます。
そしてそうさせて頂けることに感謝しています。


今回は、ユーカリ・ラディアタ(Eucalyptus Radiata)をベースに2種類作ります。
きっと、迎える朝と夜、大勢の中の時と、お一人の時とは違うと思うので。


香りは人の感情に大きく作用します。
幸せな気分にもなるし、不快にもなります。


実際に使用されなくても全然OK。
ただ、そのギフトを贈ろうと思い立った友人の思いが
癒しとなってその方に伝わりますように☆

健康の原点は「食」

f:id:lebois_medi02:20170205010759j:plainワイ島溶岩の石

私の原点です。この「石」ロミロミの師匠・クムにお浄めしていただきハワイ島から持ち帰ったものです。短いプログラムでしたが、カイロプラクティックのDr.でもあるクムの教えは、限られたネイティブハワイアンだけが受け継ぐことができる伝承医療と現代の治療を融合したすばらしいものでした。健康を取り戻すために身近な自然が人間にとってどれだけ大切なものなのかを知りました。この時間がまぎれもなく植物療法士を志すに至った「私の原点」です。

 

その後、森田敦子さんに出会って、学ぶことができたフィトテラピーは、さらに生活を豊かにしてくれました。ルボアフィトテラピースクールで学び始めてから今日まで、私自身、自然療法の恩恵をどれだけいただいたことでしょう。それと同時に、子供の頃の生活、母の子育てやお手当の知恵にこそ、実は、今日の価値観の原点になっているということも強く思うようになっています。

2017年のスタートはとても忙しいひと月になりました。身体は正直で、後半は、ちょっと体調がすぐれない日々を送ることになってしまいました。免疫力を徹底的に維持する方法が功を奏し、幸い、風邪をひくことはなく、仕事も休むことなく過ごすことはできましたが、倦怠感と口内炎で気持ちも上がってこないそんな日が続きました。

甘酒 蜂蜜 高麗人参 干し柿 お味噌汁 おにぎり・・・食べたい気持ちがあっても口内炎が痛くて食べることに苦痛が伴うと美味しいと思えない そんなとき、元気づけてくれた食べ物や飲み物は、「自然の恵み」の数々でした。
まぎれもなく、命の原点(源)は、「食べること」にあるのだなぁと実感。
健康であるとついつい忘れてしまいがちですが、体調を崩すと、食べ物から如何に元気をいただいているか日常を見直すきっかけになれますよね。


そんな折、1月28日・29日 に、70歳を越えてもなお現役医師・予防医学の重鎮である女医先生から栄養学について学ぶ機会に恵まれました。良く知られているタニタのレシピづくりのベースをつくった先生だそうです。うつ病や登校拒否、足を切断しなければならないほどの糖尿病、拒食症や不妊症、生活習慣病、たくさんの人の治療をされていらした経験と症例、具体的な効果検証も示され、大変納得のいく講義でした。医療従事者を対象にしたセミナーで医学的な専門用語は難しくはありますが、理論を根本から理解すると腑に落ちることが沢山です。ルボアフィトテラピースクールでは、かなりの時間をかけて栄養分子学を学びますから、基礎知識があったおかげで何とかやりきりました。

ということで、「健康を支える栄養学(概論)」を、以下、みなさんとシェアしたいと思います。できそうかなと思うことから、ぜひはじめてみてくださいね。
わたしもがんばります!!


1.健康体の4つのサイン

「快食・快眠・快便・心の輝き」

 ・朝から"おいしい"と思ってしっかり食べられること
 ・寝つきも良く、目覚めもよいこと
 ・朝食の前にお通じのついていること
 ・暗いと不平を言う前に、進んで灯りをつけられること

このような、健康の山7の頂点にあるとき、根気も集中力も続いて元気でいられる。「不定愁訴」という病気ではないが不調な症状が続いて気持ちも落ちていく状態が続いたら、注意信号です。上記が健康の山の頂点なら病気のサイン自分をよーく観察できる心も身体もなんとなく不調がつづく。

 

2.健康であるための4つの基本

①心を定める: いつまでに何をして生きていきたいかを心に描く。

②早寝早起き・睡眠時間8時間:22時までに休み、6時までに起床。
 (理想は21時~5時) 
 睡眠不足は毛細血管の血流を悪くし細胞への酸素や栄養の供給を低下させる。
 特に毛細血管のネットワークの無い脳と消化器に大きなダメージが及ぶ為注意。

③栄養の整った食事を毎食均等に食べる
 ・重要な栄養素
  タンパク質→カリウム→VC→鉄→ナイアシン・VD
  →VB1・B2・VA・カルシウム、リン、食物繊維
  →炭水化物、脂質、エネルギー
 ・自然の恵み(季節の食材)に感謝の心で、よく噛んで、ゆっくりと食べること
 ・理想の食事時間: 7時まで・12時ごろ・18時ごろ

④適度に身体を動かす: こまめに身体をつかうこと

3.身体と栄養

f:id:lebois_medi02:20170205012136j:plain医と食の関係を知る

・人体の細胞内液は、体の構成成分は植物の3大栄養素と同じ 

  窒素・リン・カリウム

・身体の入れ替わる速度
  脳 1ケ月40%~1年
  胃の粘膜 3日
  腸の微絨毛 1日
  肝臓 1ケ月96%
  腎臓 1ケ月90%
  筋肉 1ケ月60%
  皮膚 1ケ月
  毛髪 1ケ月13mm
  血液 100日~120日
  骨  幼児期1年半、成長期2年半、70以上約3年

・栄養の働き
 ①成長・組織細胞の補充原料・・・魚介、豆腐、肉、卵、乳製品
 ②機能の維持・・・野菜、果物、きのこ、海藻
 ③体温維持・活動のエネルギー・・・穀類、芋類、酒、砂糖、油脂
 ①②が主で、③は副次的

 

人は60兆個の細胞でできていると言われているが、その細胞は一定期間であたらしいものにかわります。1日で入れ替わるものもあり、だからこそ、毎日の生活の正しい習慣を見直したいものです。

結論として「お魚」を食すことを強くすすめられています。魚の油ω3とキヤノーラ油などのω6の比率が1:1に近いほど理想的。毎食お魚でもいいくらいだそうです。いろんな説はありますが、予防医学や治療のレベルでは、1:1に近いことを念頭においていただきたいと思います。お魚をいただけないお食事のときは、ω3系の植物油「しそ油(えごま油)を摂れば良い。えごまを擦っていただいてもいいですし、すごまの葉をいただていもいいのです!! 擦ったものを1回分ごとにパッケージしたものを売っていますからそういうものを利用してもいいですね。
ω3(α-リノレン酸)は、脳・網膜・心臓の機能を保つうえで必須。ω6(リノール酸)は、成長や生殖生理を保つうえで必須。健康のためには、しそ油(えごま油)・大豆油がオススメのようです。しそ油は、酸化が早いので、写真のような1回分の使い切りパックやできるだけ小瓶で購入して使いたいものです。もちろん、熱を加えることもNG。ドレッシングやスムージー、お味噌汁のトッピングなどでいただきましょう。
また、オリーブオイル(ω9)については、クオリティによって随分と差があるようなので、別途触れたいと思います。ひとついえることは、しっかりとろ過かされず濁っているものはよくないものであるようです。酸度や単一品種であることにも配慮され、海外のものは、現地で充填されて輸送されてくるものを選んび頂きましょう。また、また、どんな油でも共通して注意したいのは、使いすぎに注意し、酸化してしまったものは、勇気をもって廃棄しましょう。アレルギーや発がん性についてデータも出ているようです。十分に注意して使いましょう。 

f:id:lebois_medi02:20170205011300j:plain信頼のえごまオイル

 ※オメガ3とオメガ6はどちらも私達の体内では作り出せないことから、食事などを通して外から補わなければならない「必須脂肪酸と呼ばれ、摂らないといけない油です。

 

 

「私たちの命は "食"に支えられているのです。
「健康を取り戻し、命を輝かす「正しい食生活」とは何かを考えさせられます。

しかし、心が向かわない時・・・そんな時はどうしたらいいのか?
正直、強い気持ちを維持していくことは困難極まるもの。置かれている状況によって、生活のスタイルも違うし、生活の時間帯もそれぞれ。そう!! そんなときこそ フィトテラピーの出番です。植物の力で、心と身体のサポートができるではありませんか!!

22時までに寝るだなんて不眠症の私はどうすれば・・・と思う方もいらっしゃいますよね。そんなときは、ハーブティーやチンキ剤を利用することもおすすめです。やさしく睡眠導入に役立つ「リンデン」、ホルモンバランスによる場合は「メリッサ」強烈な導入になる「バレリアン」、夜中起きてしまう人には「パッションフラワー」をプラスして、、などでサポートができます。

こんなふうな実践的活用法は、今後のフィトテラピー実践講座・美と健康セミナー に盛り込んで、お伝えしてまいります。

 

「手しごと教室」スタート

f:id:lebois_medi02:20170205011920j:plain味噌は醗酵食の代表

さて、最後になりましたが、健康の原点は「食」ということで、あらたな取り組み「手しごとの教室」は、いよいよ来週スタートを切ります。医食同源・薬食同源。フィトテラピー実践講座の中で、もっとも私がお伝えしてきたことです。ハーブだけにこだわらず、醗酵食、農作物、香辛料、調味料、いろんなことをお伝えしてまいります。
第一回目は、「麹づくり・味噌づくり」。7年近くになるでしょうか? 私がずっとファンであり続けているアロハファームさんのご厚意で実現する企画です。
共催のアロハファームのみなさんも「医食同源」という共通する志しをもっています。アロハさんの商品をいただけば、それがよくわかります。
たちまちぐっとハートをわし掴みされて以来、ずっとお世話になってきました。そのアロハさんの本拠地「那須塩原」にて味噌作りをさせていただけるなんて 最高に幸せです。10人で力を合わせ60kgの大樽に仕込みます。玄米麹起こしもさせていただきます。日本の自然が作り出す醗酵食。口にできるのは、10月以降になりますが、味噌も熟成し、私たちの心も熟成されていきそうです。^^
秋にはそのレポートもさせていただきますのでお楽しみに。

立春とはいえまだまだ寒い日が続きます。みなさまもどうぞご自愛くださいね。
すっかり元気になったkimikimiでした。

プチプラだけど、ちゃんとオーガニック

大変ご無沙汰しておりましたが、ユリです^^

最近は寒暖差も激しい上に、暖房のつけすぎでお肌も乾燥しがち。。。

わたしは会社で加湿器を "ターボ" でつけてても、湿度計は30%以上は上がらず(涙)

よって、卓上加湿器を買おうか、今日ネットサーフィンしてたくらいです(^^;)

 

そんな時期の朝晩のお手入れは、たっぷり基礎化粧品を使いたくないですか?

わたしの性分としては、たっぷり使う=値段が気にならないものがいい!

とは言っても、さすがに何でもいいわけじゃない。。。

そんなわたしにぴったりの基礎化粧品、実は去年に出てました☆

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じゃん ♪

「ARGELAN(アルジェラン)」

ですっ ♪

 

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、こちらはマツモトキヨシオリジナルの商品。

なんですがっ!

 

そもそも、これを知ったきっかけが、ルボアとお付き合いのある”colors”さんという会社が製造されているという事で、教えてもらいました。

しかもcolorsの社長さん、社員さんの何名かも実際にフィトテラピーのメディカルコースを卒業されたフィトテラピストさんなんです!

ってことは、つーまーりー。

フィトの知識も使って作られてるオーガニック化粧品てこと…ですよね(^O^)/

 

「でもやっぱり、オーガニックですもん、お高いんでしょう?」

と真夜中のショッピングチャンネルの如く、聞きたくなります 笑

 

そのお値段、ちなみに...

高保湿化粧水(エンリッチ)180mlで¥1,566、

保湿クリーム50gで¥1,728、

メイク落とし150g¥1,026、

(全て税込)

 などなど…

 

「やすいーー!!」

 

しかもECO CERT(エコサート)*1もとって、Made in Japanでこの値段とか。。。

ありえない。すごすぎで逆に怪しい。。。

 

と、実際に1ヶ月くらい思ってました、わたし 笑

 

そんなある日、中目黒校でcolorsさんと交流のある、ある有名なヘアメイクさんがプルミエコースを受講してくださっていたので、この話になり。。。

勇気を出して、聞いてみたんです、わたし。

 

私:「あの~アルジェランってありますよね?失礼ですけど、あれってどうしてあんなに安いのかご存知でしょうか?本当にオーガニックでエコサートで、、、つまり良いものなんでしょうか?」

ヘアメイクさん:「もちろん良い、ちゃんとしたものです。マツモトキヨシさんと一緒につくることで、通常の生産ロットと桁が違う数量を作ってるので(あんな格安になるんです)」

私:「なるほど~、しかもヨーロッパのオーガニック商品のように関税もかかりませんしね!」

 

そして実際に買いに行ってみると、精油100%の香りと書かれた店頭パネルが!

例えば、高保湿ローションのパッケージにはフランキンセンス精油とオーガニックマンダリンオレンジ精油の香りとだけ、でも確かにネットには100%と書かれてます。

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しかも99%は天然由来成分、オーガニックなものも使ってるなんてすごい~

(ってエコサート取ってるんで今更なんですが!( *´艸`)笑)

 

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そんなわけでそれ以来、

”これぞ!安心して使えるプチプラオーガニックだ~!”

と、手のひらを返すかのように、アルジェランファンになったのでした。

 

普段使いはもちろん、パックにも惜しみなく使ってます、わたし。

価格はもちろん、マツキヨだから日本中どこでもすぐ買えると思う気持ちが、手元を緩めて、若干使いすぎてるかもしれません 笑

 でも ”たっぷり使えて幸せ~♪” と思える瞬間がもれなく体験できます(≧▽≦)

 

ちなみに基礎化粧品の他にハンドクリームやボティミルクも出てます♪

香りもイランライン&ゼラニウム、ラベンダー&ユーカリベルガモットとレモンピール、そして無香料の4種類。

 

精油的な効能としては…

イランイラン&ゼラニウムは心と皮膚のバランスを取り戻し、満たされた気持ちにしてくれますし、

ラベンダー&ユーカリは香りによるリラックス効果、肌への浸透力、再生力と共に、抗菌作用もあるので、今の時期にはぴったりかも!

ベルガモット&レモンピールは、爽やかな香りでリフレッシュ感や前向きさをもたらし、適度な抗菌効果も期待できます☆

 

わたしはハンド&ボティミルクの、全部の香りを実際に試しましたが、やっぱイランイラン&ゼラニウムが個人的には好き♡ イランイランラバーだからですかね~^^

 

” 安いオーガニックなんて信用できない。だって、なんでそんなに安いのかわかんないもん”

とわたしにみたいに思ってる方!たっぷり基礎化粧品やクリーム使いたい~と思ったら、試されてみてはいかがですか?

だって、プチプラですもん、すぐに試せますもん♪

 

なんて、今日も乾燥と果敢に闘う、フィトなユリでした。

 

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▲ちなみにオフィス用ハンドクリームは今はラベンダー&ユーカリ!パッケージも基礎化粧品同様シンプルなもので、わたしは好感が持てます。

*1:国際的なオーガニック認定機関であり、そのマークはその機関の基準をクリアしたオーガニック商品であるという証。フランスに本部があるため、フランスを含めEU圏の有機商品に、認定マークをつけられる事が多いが、認定機関の規模としては世界最大であるため、既に有機基準のグローバルスタンダードとも言われる。

oil選び💖

2017年の私の目標は、
”負けない体”づくりです💖

何に負けたくないのかというと…

頭痛、気管支炎、むくみなど以前から悩まされている体の不調、そしてstressやagingといった克服したいものが沢山あります‼︎

そこで今年は、私が日頃から”食べたり飲んだりしているもの”を見直し、より強い体と心づくりを目指します。
You are what you eat💖

まずは体にとって大切な役割をもつ”oil”選びから始めてみます。


私のphytotherapyの原点、森田敦子先生に勧めていただいたボリジオイル💖
母乳に含まれるリノレン酸を高含有した女性の味方なオメガ-6系oilです。

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最近スーパーでも、色々な種類のoilを見かけるようになりました。
美食?健康?美容?、目的によって選ばれるようになったoilたち😊
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今回参考にした「オイル美容バイブル」(クロワッサン)、「読むオイル辞典」(株式会社主婦の友社)、「油を変えて頭も体も若返る」(主婦と生活社)など、オイルと健康やアンチエイジングとの関わりを説明する本も最近は増えました。

脳にいたっては65%が脂質⁈💖
私たちの体の60兆個ある細胞膜は脂質、oilで作られています。
そしてoilはエネルギー源になり、血液やホルモンを作りだします。

飽和脂肪酸不飽和脂肪酸💖
そんな脂質は、大きく分けて”飽和脂肪酸”と”不飽和脂肪酸”の2つに分かれています。さらに脂肪酸の大きさ(長さ)によって、長鎖・中鎖・短鎖脂肪酸に分類されます。

酸化しにくい!飽和脂肪酸💖
常温で固まり、酸化しにくい特徴をもっています。料理で加熱しても成分が安定しています。
バター、ラード、牛脂などの動物性と言われる脂質に多く含まれます。

ラウリン酸豊富なココナッツオイル💖
植物性では、ココナッツオイルの約90%は飽和脂肪酸です。中でも64%は中鎖脂肪酸で占められています。※ラウリン酸は自然界ではココナッツにもっとも多く含まれていると言われています。
※ラウリン酸: 抗微生物作用がもっとも高い脂肪酸です。母乳の主成分で、免疫力を高めます。

エネルギーを生む!中鎖脂肪酸💖
体脂肪になるのではなく、エネルギーを生む脂肪酸です。中鎖脂肪酸を含む天然の食料はわずかしかありません。なかでもココナッツオイルは群を抜いて豊富に含み、驚くほどの健康促進効果があります。

エネルギーを貯蔵!長鎖脂肪酸💖
中鎖脂肪酸と違い、エネルギーを一旦貯蔵し、必要な時に使えるように体に蓄えます。カカオバターはこちらの脂肪酸を多く含みます。

液体サラサラ!不飽和脂肪酸💖
常温で固まりにくく、体内でも液体のままという特徴があります。血中の中性脂肪コレステロール値の調整をサポートします。
マグロ、イワシ、サンマやサバなどの魚類や、オリーブ、ゴマ、シソ油などの植物に多く含まれる脂質です。
一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸があります。

二重結合=酸化リスク高💖
不飽和脂肪酸は、水素と結合できない炭素が二重結合した箇所がひとつ以上ある脂肪酸です。
水素と結合していない、不飽和状態の穴があるため、酸素などと結合しやすく、酸化リスクが高まります。
二重結合がひとつのものが一価不飽和脂肪酸、2か所以上あるものが多価不飽和脂肪酸です。

それぞれの脂肪酸で、oilの効能をいくつかあげてみました。気になるoilをチェックしてみてください😊

 

一価不飽和脂肪酸💖
○オメガ9
⚫︎アボカドオイル: ミネラル、ファイトケミカルが豊富。眼精疲労に効果的な「ルテイン」や「βカロテン」などのファイトケミカルに注目。
⚫︎オリーブ: 腸内環境を整え、体内のくすみを除去するインナービューティーオイル。強力な抗炎症、抗酸化作用をもつことで近年注目される「オレオカンタール」を含む。
⚫︎マカダミア: パルミトレイン酸を豊富に含み血管病や糖尿病の予防、老化防止に。
○オメガ7
⚫︎シーバックソーンオイル: 200
種類以上の活性成分パルミトレイン酸を高含有。血管病の予防、緩和に。

多価不飽和脂肪酸💖
体内で合成できない「必須脂肪酸」です。
オメガ3系は、魚に豊富に含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)が代表的です。
○オメガ6
⚫︎ウォールナッツ(くるみ)オイル: 豊富なビタミン、ファイトケミカル、αリノレン酸の相乗効果でむくみ解消、老廃物を排出します。
○オメガ5
⚫︎ポメグラネートシードオイル
⚫︎ヘンプシード: オメガ6のリノール酸とオメガ3のαリノレン酸の含有量が3:1と好バランス。抗炎症作用でアレルギー体質改善。女性ホルモンのバランスを調整。
○オメガ3
⚫︎エゴマ: α-リノレン酸ファイトケミカル(ロズマリン酸、ルテオリン)でアレルギー抑制。
⚫︎アマニ: (フラックスシード) 「α-リノレン酸」を多く含み、血液さらさらに。女性ホルモンに似た働きをするファイトケミカルの「リグナン」により、更年期症状やPMSの改善効果。
サンチャイン: αリノレン酸50%以上含む
ビタミンE活性酸素を除去し、血液循環をあげ、新陳代謝を活発に。
⚫︎チアシード: αリノレン酸60%以上で細胞小器官「ペルオキシソーム」に働きかけ、脂肪燃焼をサポート。血液抑制機能のある「ロズマリン酸」などのファイトケミカルも多く含む。
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必須脂肪酸がとれる多価不飽和脂肪酸はとても魅力的ですが、封を切った瞬間から酸化が始まると言われています。1ヶ月以内に使い切るのが安心です。なので私はカプセル入りのものや、ナッツやシード(スーパーフード)などで摂取するようにしています。

私にとってoilはとても難しく、なかなか手をだすことが出来ないテーマでした。今年こそはhealthy & beautyを目指し、自分に合うオイルを見つけるため、勉強していきたいです😊

酸化に強く、加熱しても成分が安定したココナッツオイルの出番が増えました。
ココナッツオイルで作ったナッツバターをのせたそば粉ガレット。お気に入りのメープルシロップとともに。
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発酵バターレシピのヨーグルトの代わりにアーモンドバターを入れたアレンジです。保存期間も約1ヶ月と発酵バター(約5日)より長く、使い勝手もあがります。
発酵バターのレシピは、前回blog、「COYO✨」を参照してください。


ココナッツオイルの固まる性質を利用して、ディップを作ります。
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そば粉ガレットでまいてみました。菜の花とともに、休日の朝ごはん😊

ミモザソース
(2人分)
半熟ゆで卵2個
ココナッツオイル(溶かしたもの) 大さじ1
ディル(細かく切る) 2本
①卵にココナッツオイルを加え、混ぜてからディルと塩を加える。冷し少し固めると、ディップのようになる。
※ココナッツオイルの代わりにココナッツオイルのナッツバターを使用。

いちごを地産地消で!

みなさま、はじめまして。cottonsnowです。

 

カエルやホタルがいる田んぼに囲まれた家で育ち、庭や公園にあったスズメノテッポウやノビルなどの雑草・野草で草花遊び・おままごとをした幼少期。

身近にある植物を用いた自然療法になんとなく惹かれて、家にあった、おばあちゃんの知恵的な本を繰り返し読んでいた小学生時代。

私がフィトテラピー(植物療法)を学ぼうと思った原点は、こんなところにあるのかもしれません。

 

これから、フィトテラピーを身近に感じてもらえるような記事を書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 

 

さて、今回は自己紹介を兼ねて、ご近所さんの紹介を。

 

私の住んでいる世田谷区には、意外にも畑がたくさん点在しています。私の自宅から徒歩15分圏内だけで、10ヶ所以上は野菜の直売所があるんです(cottonsnow調べ)。

 

そして、なんといちごを栽培している農家さんも2ヶ所ほど発見!下の写真のここは、住宅地の中に、突然ハウスの畑があらわれるのでびっくりします。

この手作り看板の「苺」の字をご覧ください。草かんむりが緑、母の部分が赤と、字だけでいちごを表しています…!農家さんのいちご愛、感じますね!

 

 

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いちご、というと、栃木や福岡、佐賀、長崎、静岡…、というような産地が浮かびますが、東京で、しかもこんなに近くで栽培されていると知り、感動してしまいました。

 


いちごの乗ったショートケーキはいつでも食べられるので、旬はいつ?とふと思いますが、本来の露地物のいちごの旬は、3〜5月ごろ。今はまだまだ走りの時期です。しかし、クリスマスケーキなどで人気があることから促成栽培されるようになり、年中店頭に並ぶようになっています。

 

年中食べたいと、みんなに愛されているいちご。

栄養素・成分的にみてみると、ビタミンC、カリウム、カルシウム、葉酸、そしてポリフェノールの一種であるアントシアニンなどが含まれています。

 

シミの原因となるメラニン色素沈着を抑えたり、コラーゲンの生成を活発にするビタミンCは、美容のために積極的に摂りたいもの。風邪予防の免疫力アップにも。

 

アントシアニンは、ベリー類に多く含まれていますが、その中でもいちごの含有量は上位。いちごの赤い色は、このアントシアニンによるものです。この色素の抗酸化作用は、肌の老化を防ぐ、眼精疲労をやわらげる、などに役立ちます。

 

葉酸は、たんぱく質や細胞の核となるDNAを生成し、とくに赤血球生成の手助けをする成分です。貧血になりやすい女性にとっては、手軽でおいしく食べられるいちごから葉酸が摂れるのはうれしいですね。

 

「せたがやそだち」のこのいちご、とにかく新鮮で、甘い!香りもとてもいいです。へたも濃い緑で、いきいきしてますよね。

 

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私は地域の直売所で見た、いきいきした旬のものをなるべくいただくようにしています。新鮮でおいしく、また、小規模で作っているので農家さんの顔も見え、農薬なども極力使っていない安全なものが多いのです。家計にも優しいです。

 

たまに、このレシピでこの野菜が必要だから、と足りないものをスーパーに買いに行くこともありますが、たいていは、直売所に並んだ野菜で食べたいと思ったものを必要なだけ買い、新鮮なうちにまるごと使いきろうと努力中です。まだまだ「食べたい!」が先行して買ってしまうので、修行が必要ですが…。

 

根っこがしっかりついたままの小松菜、葉が落とされていないカリフラワー、生でかじるとおいしいよ、と農家のおばちゃんが教えてくれた金柑など、愛されて育ってきたその土地の野菜や果物を、新鮮なままにいただく。これも、フィトテラピーでは大切なことなんじゃないかな、と思います。

 

いちごを地産地消できるって、ほんとに豊かなこと。こんな環境を大事に思いながら、今日も野菜直売所、行ってきます!

Ideal Morning Tea

Slow Start で… 今年初めての投稿です! 

Ideal Morning Teaと題した今日のトピックは理想的な朝の飲み物の話です。

 

大先輩から年始に貰った手作りのマーマレードジャム。

最初はパンにつけて食べていたのですが、

ロシアンティー風に紅茶に入れてみたら美味しいかも、と試してみたところ、

これが想像を絶する美味しさでくせになってしまいました。

 

これは私にとって2017年1月の大きな発見(収穫)のひとつ。

みなさんにシェアします。

 

なんでこんなに美味しかったのか?要因分解はこうです。

 

ロシアンティーで使われるジャムは大抵がベリー系。

このジャムは夏みかんを使ったマーマレード。

合わせた紅茶はベルガモット系の

Fortnum & Mason "Countess Grey" カウンテスグレイティー

 

🌱組合せ🌱

紅茶の茶葉はオレンジペコベルガモット&オレンジの

香り付けがされている。柑橘系の香りは心に対しプラスの効果があることはアロマテラピーを通じ体感している。柑橘系に柑橘をプラスしたため相性が良く、爽やかさが増したのでした。

 

🌱素材🌱

ジャムの素材で使われたものは無農薬で特別に栽培された夏みかん。そのありがたい夏みかんを桂皮から種から丸ごと煮る(下ごしらえ後)ことにより、

素材が持つ全てのフィト成分を摂ることが出来る。

 

フィト成分、つまり植物が持つ栄養素。桂皮にはトリプトファンというアミノ酸が含まれている。これはセロトニンという脳内の神経伝達物質を作るために必要は物質。セロトニンは気分や感情のコントロールに欠かせないもの。つまり抗ストレス作用があるという理解です。

 

また種を煮ることでペクチンが出ます。

よく既製品ジャムの成分表でも出てくるこのペクチン

植物の細胞を繋ぎ合わせるようゲル化作用をもつため

とろっとろになる増粘剤としての役割だけでなく、

悪玉コレステローンLDLを下げる、コレステロール値を下げる

役割など、人の体にとって大切な働きをしてくれることを知りました。また

水溶性の食物繊維なので便秘の改善にも役立つという、

非常においしい栄養素だったのでした。

 

さらに、

発酵度が高いお茶のほうが体を温める効果が増す、という東洋医学の教え。

紅茶や花茶は発酵度が比較的高く、胃腸から体を温めると言われています。

また、柑橘類も温の食材に分類されています。

 

寒い朝、スムージーにしたり生のフルーツを食べるのをつい敬遠しがち。かえって体を冷やしかねません。

モーニングフルーツの代わりに

暖かい紅茶にマーマレードを入れて飲むのがすっかり

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冬の定番になってきました。

 

ガリレオの言葉を借りると、全ての事象には必ず事象がある。同様に、マーマレードティーの美味しさの裏には美味しいだけでなく身体が喜ぶ化学的な理由があった…!のでした。

 

冬の朝、体を温めて気分を上げていきましょう!

 

Happy 2017!!