les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

”魅力”ってなに?

こんにちは、本日担当のユリです。

最近、嬉しいことに「フィトテラピーしてるの?」「何から始めたらいい?」と、質問を頂きます^^

 

みなさん、それぞれお悩みや改善したい事、ブラッシュアップしたいところ、様々あると思いますが、何となく「フィトに興味あるし、始めたいなぁ」という方のご参考に、今日は私自身が最初に選んだ、フィトテラピー的アプローチを、雑学を交えてお話したいです。

 

フィトテラピーはパリ13大学医薬学部にナチュロパシー科(フィトテラピー学)があるように、フランス国内では学問としても確立し、民間でも親しみのある自然療法の1つとして知られています。

 

フィトテラピーの3つの取り入れ方、飲む(食べる)/塗る/嗅ぐ(香る)に使用されるハーブティや、ハーブを液体や粉にしてクリームと合わせたもの、そしてアロマディフューザーで焚いたりする精油などは主に「ハーブ薬局」と呼ばれる「エルボリステリア(HERBORISTERIE)」で買うことができます。

フランス語読みなので「ん?なんて?」と聞き返したくなるかもですが、英語読みで見てみると…

HERBORISTERIE」

 

ね?ハーブって文字が入っています^^

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そんなフランスでは認知された療法、商品なのに、ハーブ薬局で売ってるものは薬事法の関係で、近年まで日本に輸入されず。。。

「ハーブティならよく見かけるよ?」

と仰りたい気持ちもよーくわかります。

しかし、ハーブ薬局で売ってるものは、一般的に日本国内で流通しているハーブティやクリーム、サプリ等とは似て非なるものなのです。

その違いは「薬効」、つまり、いかにカラダに効くかの違いです。

 

▼本国のハーブ薬局では様々な種類が売っています。(たくさん買いたいですー!)

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 その「薬効=薬のような効き目」があるものを日本に初めて輸入したのは、我らが師のフィトテラピーの第一人者、森田敦子先生です。

そして去年、自然派化粧品・食品を扱うコスメキッチンさんが、それらの店頭販売を始められました。

 

「それってどんな効き目なのー?(ワクワク)」と、発売日に買いに行くと、売り切れ!?(シュン)…となって、商品を予約して帰ったのを覚えています。

 

その時、私が買った最初の商品がこれ。

ティザンヌと言われる薬効が高いハーブティで、ラズベリーリーフという種類です。いわゆるお湯で淹れるお茶です。

f:id:phyto_yuri:20150901090808j:plain *1

ラズベリーリーフ(学名:Rubus Idaeus)*2は、一般的なハーブティとしてもティーパックなどで売られていますので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね^^

 

前述のように、これらティザンヌは、普通のより濃くて、効能もしっかりあるんですが!その中でも私が注目しているのは「粘液力の強化」という作用です。

粘液はウィルスや乾燥を防いだり、免疫力を高めたり、時に何かをスムーズに移動させたり…など、体内で意外と重要な役目を担ってくれています。

 

▼近くで見ると短いふわふわした毛が表面にあります。どうやらそれが体内で粘液アップに活躍してくれるようですよ^^

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粘液、粘液…

そうなんです、目、鼻、口、そして子宮や膣内、よく考えればあらゆるところにありますよね^^

 

そんな中でも、私が女子的観点で注目したのは、子宮/膣内の粘液力。

 

大好きな人を見たり、触ったり、触れられたりするとドキッとしませんか?

その瞬間に女性は、子宮/膣内の粘液が出ると言われ、それが美の源だそうです☆

 

とは言え、意識的にどうにかしにくい部分。そこの粘液をこのティザンヌで増やす効果があると聞き、

「これこそ究極のインナービューティーだ!」

と感動し、購入にいたりました。(単純な私です 笑)

 

そんな大切な美容、美容、

美容は魅力を獲得するためのもの。

とは言え、魅力ってどこからきて、誰がそう判断するのでしょうか?

 

例えば、この魅力の効力を「男女の恋」において考えると…

女性は男性と出会った時、子供を産みたいか、産んだ後もその子を大事にしてくれるかどうかを0.5秒で「本能」で嗅ぎ分け、一方、男性は「視覚」で恋に落ちるそうです。*3

 

「視覚」って何ー!?それを満たす魅力って何よー?

髪形を変える、肌を綺麗にする、ちょっと痩せてみる、メイクを変えてみる。いつもと違う恰好をしてみる。

そうしてみても、世の中には驚くほど綺麗な人が溢れてる上に、恋に落ちてほしい男性の好みなんて知るはずもなく・・・

寄り添ってきたパートナーでさえも、日頃より「ぐっ」っときてもらう方法なんて。。。

そうなんです、その「視覚」に対する魅力の答えなんて、あるはずもないんです。

 

ですので、そんな男性の視覚基準を、蜃気楼を追うがごとく探すのではなく、

「自分自身が満足いく自分=美しさ」を目指すことこそ、最高の答えだと私は思います。

 

その答えを支持する私に、文字通り「インナー(内側)」から自信をもたせてくれたのが、ラズベリーリーフです。

飲むこと、そして日々続けるということで、こつこつと内側には健康美しさを蓄えられているはず。。。”

特に自分に自信がなくなりそうになった時や、ここぞ!という時には、そんな気持ちが「きっと大丈夫!」とポンと背中を押してくれるようでした^^

 

お茶っぱを入れて10分ほど蒸らして飲むだけなんです。

 

なので、

冬に備え免疫力UP、健康や美に、出産に備えたい方はもちろん、

「美は1日にしてならず」と言えども、毎日意識してる暇はない!と言う方、

「素敵な人に恋に落ちてもらいたいなぁー♪ 振り向いてほしいなぁ」と思う方、

「なんか綺麗になった?」というパートナーの「あれ?」の瞬間を見たい方。。。

 

そんな女性、そして健康や美意識が高い男性の皆さんにも!フィトテラピーのはじめとして是非おすすめしたいです☆

 

”粘液アップで、目もきらきら、子宮/膣からのインナーケアで女子力アップー!”

 とイメージしつつ…

 

今日も、こっそり飲み続けるフィトなユリでした☆

 

P.S

このラズベリーリーフの効き目は敏感な方はすぐに感じられるようですが、私は比較的緩やかに感じました。

少なくとも昔よりは悪くはなっていないし、何となくいい感じ?という時期を経て~うん、いい感じ!といった具合です^^

 

ラズベリーリーフに関する注意とポイント

・妊娠初期~中期の方は飲用をお控えください。

・「せっかくだから、これ以外の効能もまとめて摂りたい!」と言う方には、他のティザンヌと併せてお飲み頂けます。その際は販売店で効能・容量をご確認の上、ブレンドしてください。

・これだけでは苦い or 飲みにくい方は、はちみつ等の甘味料を入れて頂けます。またリコリス(甘草)、ステビアリーフなどと一緒に淹れて頂くと、ほんのりした甘みがでます。

・カフェインフリーなので、寝る前でもお飲み頂けます。

 

~~番外編~~

▼今日のマイ・ティザンヌ。月経前用のブレンド、ラズベリーリーフ・メリッサ・チェストベリー、そこにローズヒップリコリス(甘草)を入れてみました。

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▼色はこんな感じ。いつもよりほんのり甘みと酸味があり、飲みやすいです。

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*1:コスメキッチン内 COSME KITCHEN HERBORISTERIEよりお借りしました。ありがとうございます^^

*2:ラブベリーリーフはこの他にも一般的に「ママのためのハーブティ」とも言われ、出産前後の女性にぴったりと言われています。

子宮と相性が良く、骨盤周囲の筋肉を強化したり、子宮の緊張を緩和する効果に加え、粘液力が高まることで ” 排出 (出す)力”も強まり、赤ちゃんが出てきやすかったり、 母乳が出やすくなる効果があります。また、 子宮の緊張を和らげる作用は、月経痛や月経前症候群PMS)にも有効です。

*3:敬愛する小杉好紀先生の授業より。産婦人科専門医、遺伝臨床カウンセラーでもあられる先生の著書、”卵子はよみがえる「不妊治療」の先の真実” 第三章にも、この記載があります。