触る免疫
こんばんは、本日担当のユリです。
先週は期せずしてブログ担当をお休みさせてもらったんですが、その理由は右首筋にしこりができたんです。
1日目は触ると痛く、口をあけるとやや痛い、2日目は触るとプチトマト大に腫れて、触るのも痛くなり、3日目には発熱するほどの腫れ+痛みで泣きそうだったわけで。。。
その3日目に担当があたるという、残念な私でした(涙)
どこが腫れたかというと、いわゆる ” リンパ ” の腫れでした。
”リンパ”という言葉は、”リンパ・マッサージ”の普及と共に、最近よく見聞きするように感じます。
私はフィトテラピーで人体のメカニズムを勉強するまで単に「リンパ=老廃物を流し、むくみを防ぐ有難いデトックス的存在」としか思っていませんでした。
それも、もちろん大切な役割です。なんせ私達ヒトを構成する60兆個の細胞が新陳代謝により吐き出した老廃物をろ過してくれるんですもの!
おかげで体をむくみ知らずの正常な状態に保てるんですよね^^
そしてもう1つの役割。。。
ご存知 or 何となくピン!ときてる方もいらっしゃいますか?^^
その役割とは「免疫機能」。上記の”老廃物”だけではなく、共に運ばれてきた異物や病原菌もろ過装置(リンパ節)で浄化しつつ、そこにいるリンパ球は病原菌と闘い、免疫を作ってくれているのです。
一般的に” リンパ ”と呼ばれているものは、細かくみると、
リンパ系器官(扁桃腺、胸腺、虫垂、小腸パイエル板細胞、リンパ管、リンパ節)や、血液(白血球)の中に含まれるリンパ球などがあります。
このテーマを教えてくださった福場美知留先生も常々おっしゃられていましたが、” リンパは奥深すぎて、全てを教える事は難しい ”くらい、今や情報が満載なんです。
ですので、それが腫れた私は、自責の念も込めて…
今回は ” 触る免疫力アップ術 ” に焦点を置き、お伝えしたいと思います。
”触る”?
そう ”触る”んです。
福場先生曰く、”1日1回リンパ節を触ると免疫力がアップする”との事。
老廃物、異物、病原菌が集まるところが詰まってると、むくみや病気になってしまいます。ですので、しかるべき場所をしっかりほぐし、リンパ球が活躍しやすいように流れをスムーズにし代謝を促すと、ひいては病気を防ぐ=免疫を上げる事に繋がるというわけです!
リンパ節はヒトの体に800個もあると言われていて、そのほとんどが手で触れません。
ですので、一部手で触れる事ができる代表的なところを見てみましょ~♪
☆1つ目:鎖骨
実は鎖骨の辺りはリンパの総元締め的な場所なんです。
上の図のようにピンク色の部分(右上半身から頭)までの老廃物、異物、病原菌を含む不要なものは右の鎖骨辺りに、
その他の部分(左上半身~頭全部、下半身全部)の不要物は左の鎖骨辺りに集約されてきます。(リンパ本幹 ⇒ 静脈角)
そこで全てがしっかりろ過されて静脈に戻るわけなので、しっかり”触る(ほぐす)”ポイント。
ある美容雑誌でも「朝起きてすぐベッドの中で、鎖骨の上の部分を左右それぞれ、反時計回りにぐるぐると50回マッサージすると、その日の代謝が違ってダイエット効果がある」と書かれていました。
そんなわけで、美容も期待できるマストなポイントと言えます。
☆2つ目:脇の下
ここにも大きな腋窩(えきか)リンパ節というのがあり、二の腕やおっぱいのマッサージをする前にぐっと押してるよー!という方もいらっしゃると思います。
ここもかなり重要な、ろ過ポイント。私はいつも親指を脇の下にぐっといれて、「お?」と思うくらい強く押しながら、腕を回しています。
☆3つ目:みぞおち・お腹の辺り
お腹の周りにはリンパ節がたくさんありますが、その中でも重要なのが、上の図にもある ”乳び槽(にゅうびそう)” と ”胸管(きょうかん)” です。左上半身、そして全下半身の老廃物等がその2つを通って、左鎖骨辺りの集約地点まで送られますので、この辺りも要チェック。
私は肋骨が重なる辺りの少し下(おへそから指4本分くらい上)をぐぐっと押しています。
ボディトリートメントのクラスでもしっかり押すように教えられたポイントでもあります^^
▼上半身をまとめるとこんな感じです。緑の部分が ” 触る ” ポイント!
全部でも1つでも…気付いた時にぐっぐっ、と押してほしいです☆
☆4つ目:そけい(鼠径)部
足のつけ根のところで、足のマッサージ前にはよくほぐす場所なので、ご存知の方も多いはず!
ここもリンパ節(鼠径リンパ節)が集まる、ろ過ポイントなので、ぐぐっと押しましょう^^
そんなわけで今日は ” 触る ” リンパ節と免疫の話題でしたが、リンパは私達ブログメンバーも興味ありありなトピックスです。
ですので、今後もブログで色んな視点で登場するはずです。(他のメンバーの記事が楽しみです ^^♪)
私もさらなる調査と考察を深めたいと思いますので、皆さんもよかったらぐぐっとポイントを押しつつ、深く調べてみてください!
以上、免疫をぐぐっと上げたいフィトなユリでした。