les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

今が旬! ラ・フランス

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秋は美味しい食べ物が沢山あります!
ラ・フランス」も今が旬の果物です。
昨日のパリのフィトライフ記事からの続きで、名前にフランスがついた果物について^ ^
お店に並んでいるのを見ると嬉しくなり、つい手にとってしまいます。

ラ・フランスは、西洋梨の一種です。
芳醇な香りと甘さ、とろりとした口当たりから、フランスで「我が国を代表するにふさわしいフルーツだ」と言われ、ラ・フランスと名前がつきました。

ラ・フランスは、食べ頃を見るのに注意が必要です。
この果物は樹上で追熟しないので、収穫後に追熟させる必要があります。
追熟とは、収穫後に熟させることです。
収穫直後には、固く甘さもありませんが、デンプンが含まれており、時間を置くことで果糖やブドウ糖に分解され甘くなり、またペクチンが水溶性ペクチンになり、実が柔らかくなります。

この追熟は、店頭に並ぶ前にされているのですが、気候によっても追熟の速度は変化するため固いものがお店にあることもしばしば。

美味しいラ・フランスの見分け方には、
・実が盛り上がっている肩と言われている所が柔らかくなっている。
・身がずっしり重いもの。
があります。
皮の色は変わらないため、見た目の色では判断しにくいです。
固い場合は、紙袋などに入れて室温に置いておきます。

ラ・フランス食物繊維が豊富で便秘解消に効果があり、消化を助ける酵素プロテアーゼが含まれています。肉料理と一緒に出されることもあります。
のどの炎症に効果的なソルビトールも含まれています。

食べ方は、皮を上から剥き、りんごの様に切るか、アボカドの様に半分に切り、種を取り実をスプーンで食べる方法が一般的。

ラ・フランスの旬は、10月中旬〜12月初旬頃。
あれ、意外と短い…?
ラ・フランスは病気になりやすく、栽培が難しいそうです。
今が旬のラ・フランス、ぜひ秋の味覚を楽しんでください^ ^