les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

中耳炎とフィトテラピー➁

mimuraです。

急激に寒くなりましたねー。そして今日はまた温かいようで。

体がついていかない、とよく言いますが、これはつまり体の調整機能であるホメオスタシス(恒常性維持機能:体が正常な状態を保とうとする力)が上手に機能しない、ということなんですね、今思うと。

ホメオスタシスにおいて睡眠はとても大事なので、きちんと睡眠時間を確保してホメオスタシスを鍛えましょー。(私もね☆)

 

さて、前回の続き。

 

長女が急性中耳炎になり、抗生物質が出て5日後にまた来てくださいと言われたにもかかわらず、3日後に受診したのにはワケがあり。

 

実は娘、呼びかけに対して反応がとても鈍くなってました。

『え?』と聞き返す、もしくは聞こえてなーい。

 

ささやくような声で

 

『チョコ欲しい人ー?』と聞いても反応なし。

(横で次女が手をあげてるし・・・)

 

少し遠くから

『今日エルサ観る?』と聞いても振り向きもしない。

(次女は振り向くし・・・。あなたはいいから!苦笑)

 

今思い出しても怖かったですね。

即、耳鼻科を受診しに行きました。

 

診断は『滲出性中耳炎』。

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色々な原因があるようですが、一番多いのは、急性中耳炎が十分に治りきらないままに、中耳腔の細胞内から炎症性の水(滲出液)が滲み出て、耳管の働きの低下でこれが貯留してしまう症状のようです。

先生が仰るには、急性中耳炎からの正常な経過なんだそうですが!

抗生物質を飲んでいたら滲出性中耳炎に移行せずに済んでいたんだろうか・・・と悶々とした気持ちになりました・・・。

 

そして、また別の抗生物質が処方されました。

最終兵器レベルではなくて、長期摂取を前提とした、耐性のできにくい抗生物質

 

今回は一切の迷いなく、服用させています。

長期摂取可、耐性が出来にくい、という点もありましたが

何より、滲出性中耳炎を放置しておくと、悪化して癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎に移行し、手術となったり、難聴になってしまうリスクがあるので。

 

飲み始めてすぐに聞こえにくさは改善され、経過観察も良好とのこと。

まだ少し液が残っているので、このままお薬を最後まで飲み切ります。

中耳炎は風邪と違って、完全な治癒にとても時間がかかる(早くて1か月~)病気なので、再び風邪を引かないように注意しながら見守っていきたいと思います。

 

さて、長々と書きましたが、今回何を言いたかったのかというと~

 

①何かを選ぶ時には『責任』が伴うということ。

当たり前すぎて文字にするとあまり重みがないですね。。。

 

フィトテラピーという選択にも、責任が伴います。

その責任を全うするには、ハーブや精油等に関することだけではなく、体のことについてもきちんと理解していなくてはなりません。

ルボアフィトテラピースクールでも、精油やハーブについてだけでなく、多くの時間を費やして細胞レベルで体のことを勉強します。責任を持ってフィトテラピーを選択する際には欠かせない、大切な知識である、ということですね。

 

2つ目が、病院やお薬との付き合い方です。

責任とも関係しますが、自分なりのボーダーラインを設置すること。

これについては、森田先生も仰ってました。

経験と勉強を積み重ねて感覚を磨き、その上で融通を効かせながら出来上がっていくのがそれぞれのボーダーライン。

自分とそれ以外の人とはまたボーダーラインが異なります。

病院NO!お薬NO!ではなくて、上手にお付き合いできるようになって欲しい&なりたいなと思います。

 

長くなりましが、今回はフィトテラピーの選択についてお伝えしたく、その手段として長女の中耳炎について記載しました。

 

それにしても、中耳炎はもう勘弁だわー。

フィトテラピーをもって、予防に全力を注ぎまっす(;´∀`)。