les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

横井公恵さん 🌿interview🌿

今回は私達の大先輩で、フィトテラピーのセミナー主催をお仕事と両立されている植物療法士・横井公恵さんへのinterview(Q&A形式)を掲載させて頂きます。

 まず最初に横井さんのプロフィールをご紹介させて頂き、11月9日掲載記事をまとめて掲載させて頂きます。
 
 
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*プロフィール*
2011年 パリ13大学の医薬学部教授が特別顧問を務めるルボア・フィトテラピースクール(東京都・目黒区・主宰 森田敦子)を卒業。AMPP(Association Medicale pour la Promotion de la Phytotherapieフランス植物療法普及医学協会)に所属し活動を展開。ハワイのロミロミ、フランスのフィトテラピー、漢方・韓方アーユルヴェーダなどに広く精通し「植物」を活用した自然療法で自己免疫力を高めていく美容法・健康法をレクチャーをされている。『メディカルフィトテラピーセンターTOKYO』を主宰し、「フィトテラピー実践講座・美と健康セミナー」を展開。近年、ますます多様化してる女性のライフスタイル。輝き続ける女性のための「代替療法」メディカルフィトテラピーの普及に日々活躍中。
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* Interview*
Q1: フィトテラピーを始められたきっかけは何ですか?
 
任されていたプロジェクトのピークが少し落ち着いてきたころ、それまで酷使していた身体が悲鳴を上げました。たいていのことは、乗り越えてきたものの、これは、ただ事ではないという自覚症状(全身の痛みと腕が上がらない症状)は、整形外科医にも匙を投げられる始末でした。藁にもすがる思いで・・とは、まさにあのことだったと思います。代替療法に出会い救われたのが、その時期です。少し時間はかかりましたが、幸い症状は改善し、今日まで元気に仕事をすることができています。
病気は病院が治してくれるものではなく、自分自身で治すものなんだなぁと心の底から考えさせられたこの経験が、フィトテラピーを学び、普及させることへの情熱の源になっているんだと思います。
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Q2: フィトテラビーの魅力とは?
 
で、なんでフィトテラピーだったの?ということなんですけれど・・・
森田敦子さんのフィロソフィーに、心を動かされたというのが正直なところです。医療機関とのリレーションで、フィトテラピーを日本でも普及させて行こうという思いが伝わってきましたし、すでに、医療の現場で役に立っている事実が、わたくしの心をひきつけました。また、大好きだったフランスに関係があるということも、魅力のひとつでした。当時、まだまだ本調子ではなかった私にとって、残業や時には休日出勤もある会社勤めとフィトテラピーの勉強を両立させることは容易い(たやすい)ことではありませんでしたが、今は、一歩踏み出してよかったと心から思います。この知識は、一生もんですから。卒業後も、自身をクライアントにフィトテラピーを実践していくうちにお陰様でぐんぐんと健康を取り戻し、今はとても元気になって過ごすことができているのが、何よりもの立証だと思います。きちんとした知識をもって対処することができれば、改善までの時間はひとそれぞれではあるものの、納得いく結果が出ることそれがフィトテラピーの最大の魅力だと思います。
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Q3: 横井さんの今後の活動についてご紹介下さい。
 
何事も、0 (ゼロ)から1(イチ) にすることはパワーがいるものです。
スタートは切りましたが、まだまだ、レベル1 の段階と考えています。
レベル2 を目指して、現在のフィトテラピー実践講座「美と健康セミナー」を柱に、フィトテラピーの輪を広げていくことが目標です。 
11月には、旅行で「ベトナムハノイ」に参ります。ベトナムは薬草やスパイスの宝庫。植物療法を実践する国のひとつとして、色々と視てこようと思っています。もちろん、日本の良さも忘れてはいませんよ。醗酵食について、ある研究チームに入って勉強をしはじめました。これからも、もっともっといろんなことを勉強して、知識のインプットとそしてみなさんへのお役立ち・アウトプットをバランスよく続けていければうれしいですね。
 
そういった意味からも、志が同じ、本サイトの運営をされているみなさんから今回お声をかけていただいたことは、大変ありがたいことだと感謝しています。
 
フィトテラピーって、こんなふうに役立てることができるんだなと、興味をもっていただき、「やってみようかな」と行動を起こしていただけることを願い、ブログ主催のみなさんとともに、フィトテラピーの普及に向けて、もっともっと情報発信をしてまいりたいと思います。フィトテラピー実践講座「美と健康セミナー」の様子や私が視てきた様々な国の植物療法についてお伝えしていこうと考えています。読者のみなさんにも、セミナー(※)に足をお運びいただければ幸いです。お会いできるを楽しみにしています。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
※今後の予定 :  
1月23日 12時〜15時(予定)
美と健康セミナー
テーマ: 「ストレス対策にアダプトゲンハーブ!」
同日に、この時期恒例のファーマーズマーケットでのお買い物ツアーも実施します。
詳しくは、Kimie Yokoi のFBにて、ご確認ください。
 
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Q4: 現在ハマっている (フィトに関すること)事は何ですか?
 
ルボアで教えていただいたことにとどまらずに、いろんなことを組み合わせてフィトテラピーの実践方法をお伝えしていくことに燃えています。(笑)
とにかく セミナーを実施して、みなさんに体感していただき、その場での反響や、その後の体質改善の状況などをフィードバックしてもらう。この検証がおもしろくておもしろくて。ご参加くださっているみなさんの熱心さにも、フィトテラピーの奥の深さを実感しています。
 
フィトテラピーの実践法としては、塗る(けい皮吸収)・香る(ダイレクトに脳に働きかける)・飲む&食べる(経口摂取) がありますが、その中でも、「飲む&食べること」に一番ハマっているかもしれません。
 
尊敬する先生のおひとり、ウィメンズクリニク南青山の小杉先生からご教示いただき、私が体質改善の指標にしているものに「糖化値」(体のこげを示す数値)があります。というのも、年齢よりもはるかに老化を示していたその数値が、フィトテラピーを実践することで、1年を待たず、年齢より20歳以上も時計を巻き戻すことができたんです! このアンチエイジングに成功した実体験は、飲むもの・食べるものをデザインしていくことの大切さを深く理解するきっかけになりました。
 
デザインフーズ・ピラミッド(ガン予防効果の高い野菜やスパイス40種類)を取り入れた食事法で体質改善をすることをお伝えするからには野菜づくりそのものを知らないと・・・ということで、種や土、農法を学び、今や、都会のど真ん中のチーム農園で野菜づくりを教えていただいているんですよ。
たまに、私は、どこに向かっているのだろうと、可笑しくなることがあります(笑)
 
中でも、今注目しているのは、スパイスです。なんてったって、東洋はスパイスの宝庫ですから ! 元来とても冷え症なんですけど、スパイスは中から燃えている感覚がガンガン来ますし、冷えの改善に即効性を体感できます。
 
そもそも、代替療法との出会いは、ハワイ島で学んだロミロミだったんです。特にハワイが好きだった・・ということでもなく・・・治療のために向かった地がハワイ島だったんですけど、治療と勉強を兼ねた10日間を終えて日本に帰ってきてみると、なんか変なことになっている。私が受けたロミロミの印象とはちがって、解釈がヒーリングに偏りすぎてるなと。で、何か自然療法の根拠として融合できるものはないかなと探していたところに、フィトテラピーのトリートメントにピンとアンテナが立ったんですね。
そして、AMPPメディカルフィトテラピストの資格をいただいた後も、融合できるもの、また、フィトテラピーの理論とあわせ、時には比較して、違う角度からも説明ができる自然療法を探し求めて、いろんな勉強を続けては、アウトプットをすることがライフワークになっています。
なので、おこがましいとは思いながらも、AMPPメディカルフィトテラピストの知識+αで普及を目指す姿勢の体現として、「植物療法士」を併記させていただくこともあります。
 
 
Q5: テラピストをされるなかで大切にしている点はなんですか?
 
体感です。私自身がしっかりと身体に手ごたえを感じたことを伝えていくことです。
そして、ひとりの女性としての目線を持ち続けること。いつも新鮮な気持ちでフィトテラピーと向かい合うことが大切だと考えています。
 
大切なお身体のことですから、セラピストとしての責任は当然ですが、わたくし自身もそうであったように、心から健康でいたい、美しくいたい、そして、加齢に関係なく人生を謳歌するんだという心の元気をみなさんにもっていただくことが真に大切なことで、それに気づいていただくこと、それが私たちAMPPメディカルフィトテラピストの役割ですし、フィトテラピーには、対症療法とは違う、前向きになれるパワーがあると信じてやみません。
 
Q6: お仕事とセミナー運営を両立されるのは難しい時もあると思います。上手くバランスを取るために工夫されていることはありますか?
 
とにかく多少の無理くらいで・・続けていける環境をつくること。これが一番です。
セミナーの準備・実務にかける時間はもちろんですが、勉強に費やす時間を捻出するためにも、仕事も生活もシフトチェンジが必要でした。経験を積み上げたマーケティング・宣伝・広報の仕事から、あらたな分野への挑戦を決め異動希望を申し出ました。
時間はかかりましたが、幸い希望がかない、産業医療を担う部門への異動をさせていただくことができました。これによって、仕事をしながら医療について知識を得ることができる機会にも恵まれましたし、身体にも無理なく両立しやすい環境を整えられたと感謝の気持ちでいっぱいです。
また、セミナーに足を運んでくださるみなさんとの出会いが、わたくしの背中を押してくださって、お役にたてているといううれしさが、糧となって、続けていけているのだと思います。
 

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編集後記
まず始めに、このような形でのinterview Blogに快く応じて下さいました横井公恵さんに感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
そしてinterviewを終えまして、改めて横井さんのお人柄に触れさせて頂けたようにも感じました。
全ての事に真摯に取り組まれる横井さんを見て、私も背筋が伸び、益々phytotherapyを真剣に取り組んで行きたいと思いました🌿
 
横井さんには12月から、毎月1回、Blogに参加して頂ける事になりました‼
初投稿日は、12月7日になります。
どうぞそちらも楽しみにしていて下さいね😊