les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

緊張時のお守りに

mimuraです。

突然ですが、先日長女のピアノの発表会がありました。
このピアノの発表会は毎回2部構成となっており、前半の部はソロ、後半の部はデュオとなっていて、昨年度は母親と子供のデュオがたくさん組み込まれていました。

まさか、もしや、おそらくきっと・・・と覚悟はしていましたが、ピアノを習い始めて1年半の娘もやはーりデュオ参加。
先生から『これはデュオなので二人で弾くの。お母さまと、だったりだったり???』なんてチャーミングに言われ、その日以降(私だけ)ピアノの猛練習が始まったわけです。

中学2年生以来のピアノで初連弾。
しかも私にはちょっと難しく譜面とリズムが読みづらい。

娘の前で失敗するわけにはいかないし、というプレッシャーと
先生の娘に対する

『本番はね、鍵盤がいつもより真っ白にキラキラ光っちゃうの。お胸はドキドキするし、いつもよりもずっと呼吸も早くなっちゃって、手も早くなっちゃって、魔法にかかったみたいにどうにかなっちゃうの。不思議なのよー。』

とかいう言葉が脳内に擦り込まれ、まだ発表会まで2週間ぐらいある時ぐらいから、想像しただけで母さん呼吸が苦しくなってました。

これってノルアドレナリンという神経伝達物質が出て交感神経がすごーく優位になっている状態。

交感神経というのは、副交感神経とあわせて自律神経を構成するもので、体を活発に活動させるために、自分の意識とは無関係に働く神経です。
『闘争と逃走の神経』とも言われてますね。

心拍があがって呼吸はあがり、筋肉に血液が集中して、私の交感神経は、闘争逃走モード大全開。
しかも自分ではコントロール出来ない神経ですから、もうこれはしょうがないよねーとアロマに頼りました。

今回は
・人前で披露する緊張感であるということ
・ゆるみすぎず、ある程度の緊張と集中力は欲しい=あまり緩みたくない
・持ち合わせている精油でなんとかしたい

というのがポイント。

ラベンダー(Lavandula angustifolia)やイランイラン(Cananga odorata)はとても緩むイメージが強かったので、鎮静作用をもつテルペン系アルデヒド類を主要成分とし、落ち着きながらも適度な気持ちの高揚感が得られるメリッサ(Melissa officinalis 別名:レモンバーム)と、頭と神経をすっきりさせ集中力を高めてくれるローズマリー・シネオール(Rosmarinus officinalis)を選びました。

 

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原液をハンカチに落として、呼吸が早くなる度にひたすらクンクン。
本番前に娘と二人で何度嗅いだことか(苦笑)。
そしてピアノを弾く瞬間までハンカチを持って、お上品に口を抑えるふりしてクンクン、スーハー。

甘いレモンのような香りがメインになるので、とても落ち着きます。
これが緊張緩和のアロマ、という知識がさらに安心感を生みおかげさまで娘も私もとても幸せに、楽しんで、そして落ち着いて弾くことが出来ました☆

とはいえ、来年はもう勘弁(;´∀`)。
先生は来年も行けちゃうね♪なんて仰ってましたけどっ。