les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

インフル対策‼︎マヌカハニー

寒い日が続いていますが、皆さん風邪などひいてないですか?

私は1月初めに風邪をひき、咳にとても悩まされました。今回のテーマであるマヌカハニーに出会ったのは、そんな時です。
そして今でも毎日ティースプーンに一杯、白湯と一緒に飲んでいます😊
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お医者さまの薬をいただいた帰り道、咳がひどい時に母がよく作ってくれた「ハチミツ大根」を作る為にハチミツを買って帰る事にしました。その為に立寄ったお店で開催されていたのが、
マヌカハニーフェア‼︎」
ハチミツが得意じゃない私は、マヌカハニーの事を気にはなっていたものの、今まで手に取る事はありませんでした。
今回を良い機会と思い、店員さんに色々伺う事にしてみました。

「Tea Treeのハチミツで、とても殺菌効果が高いんですよ。味見してみて下さい。」親切に対応して下さった店員さん。

アロマのエッセンシャルオイル(EO)、※Tea Treeが好きな私は、店員さんの「Tea Tree」と言う言葉に反応し、早速味見、購入を決めました!

帰宅して調べてみるとEOの「Tea Tree」とは違うものと判明したのですが(笑)、気管の弱い私には良さそうなマヌカハニー、毎日の習慣に取り入れる事が出来て良かったと思ってます😊

「マヌカ(Manuka)」というのはマオリ語で、英語では「New Zealand Tea Tree」、日本語では「ギョリュウバイ(御柳梅)」、そして学名は「Leptospermum scoparium」です。

EOとして使われている「Tea Tree」は日本語名は特になく「ティートゥリー」とか「ティーツリー」と呼ばれています。英語名はマヌカと同じ「Tea Tree」ですが、学名は「Melaleuca alternifolia」という全く違う名前です。

le bois phytotherapy schoolにてEOを学んでいる時、先生によく学名を確認するよう教えて頂きました。

両方フトモモ科という植物なのですが、マヌカはネズモドキ属、EOとして使われているTea Treeはメラルーカ属に属しています。

香りを嗅ぐと浄化されたような爽やかな気分になれるTea Tree‼︎
※Tea Tree: オーストリア原産のフトモモ科の木ティーツリーの葉から得られるエッセンシャルオイル。殺菌・抗菌作用に特に優れ、消臭効果(デオドラント)にも優れています。先住民族アボリジニはティーツリーを「万能薬」として感染症や創傷、皮膚疾患などに用いてきました。
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マヌカハニーを調べていくと、沢山の効能が立証されている事を知りました。

その高い殺菌作用から1980年代より、民間医療だけではなく近代医療にも有効であるハチミツとして研究され始めたそうです。
高い抗菌活性力を持ち、一般的な腸内悪玉菌の活動の抑制から殺菌までを行うことが可能で、臨床実験では数年間抗生物質を投与しても治療できなかった胃腸疾患が、マヌカハニーで短期間の治療が可能になった例もあるそうです。
特に食品としての栄養価も高く、抗生物質のような副作用の可能性も無く、摂取するリスクがごく少ないのも健康食品として人気を集める理由の一つです。

日本ではマヌカハニーには以下のような効果・効能があると考えられています。

●ピロリ菌、大腸菌、腸球菌、消化性潰瘍、化膿レンサ球菌などの胃腸疾患の改善
●虫歯、口内炎歯周病の治療・防止
●喉の痛み、鼻のつまり改善、風邪、インフルエンザの予防
●整腸作用
●ガンの予防・治療
コレステロール値の低下
●糖尿病の改善
副鼻腔炎の治療
●創傷、切り傷、火傷の治療
●炎症を和らげる

今回のテーマ、「喉の痛み、鼻のつまりの改善、風邪、インフルエンザの予防」について詳しく見て行きたいと思います。
ハチミツは風邪を引いた時に摂取するのにとても良い食材で、マヌカハニーは抗菌活性力の他にもビタミン、ミネラル、アミノ酸を豊富に含む栄養価の高い食材です。
炎症を和らげる効果があることで有名で、喉が痛いときなどマヌカハニーを食べることによって喉の痛みを和らげる効果があります。
風邪の時や鼻が詰まっている時など、生姜湯やホットミルク、白湯などと一緒に飲むことで、鼻づまりを解消したり風邪の治癒に効果的だと言われています。

2014年に長崎大学から発表された論文によるとマヌカハニーはインフルエンザの増殖を抑制する働きがあるそうで、「マヌカハニーの秘密」の著者でもある城文子氏の共同ブログ「城先生と寺尾先生の知って得するか?」内の、「マヌカハニーによるインフルエンザの効果的撃退法とは!」の中では下記のように論文の内容が紹介されています。

「インフルエンザに感染した場合、医師から抗ウイルス薬として、リレンザタミフルが処方されますね。(私の場合はタミフルでした。)この報告においては、そのリレンザタミフルマヌカハニーの抗ウイルス相乗作用という興味深い検討がされております。その結果、リレンザタミフルの単独使用と比較して、マヌカハニー(3.13mg/ml)を併用すると”何と”リレンザタミフルの使用量を1000分の1近くまで減らしても同等の抗ウイルス効果が得られることが判明しました。」

マヌカハニーの抗ウイルス効果によって、日常的にマヌカハニーを食することがインフルエンザの予防・治癒に繋がることが期待できそうです。

インターネット上にはマヌカハニーに関する様々な情報がありますから、色々な研究レポートを見たり、お店で話しを伺ったりして調べてみると安心ですね😊

今回私が購入した「モソップのマヌカハニー」は、ティースプーンに一口舐める事が出来るほど美味しく、苦過ぎないのがお気に入りです。

購入の際に味見が出来るようでしたら、是非試してみて下さいね。お店の方からのアドバイスとして、ブランドによって味がかなり違うそうなので。

モソップのマヌカハニーは低温で濾過され、最低限の処理しか行っていないため、高温あるいは高速で処理するものに比べ、味も品質も格段に勝っています。

マヌカハニーは強力な抗菌効果をもたらす物質「食物※メチルグリオキサール(MGO)」を豊富に含む唯一の食品で、三つのグレードがあり、遮光PET容器入りです。
グレードはMGOの含有量の違いにより5+ 10+ 15+の三段階に分類されます。たとえば10+の場合MGO含有量は、ハチミツ1キログラムあたり263〜514ミリグラム(250グラム入りの場合66〜129ミリグラム)です。

MGOは天然の物質ですが、産地や季節により含有量にはばらつきがあります。
全くの無添加で、食べ易くするため巣の枠を遠心分離器にかけ、ハチミツを濾過して瓶詰めしてあるだけの蜂が作り出したそのままの純粋ハチミツです。

毎日ティースプーン一杯を食べたり、マヌカとレモンあるいはショウガのホット・ドリンクにするのもお勧めです。ヨーグルトやチーズとも相性抜群で、シリアルともよくあいます。サンドウィッチやトーストに添えてもOKです。

小さな切り傷やちょっとした火傷に塗布する方もいます。
モソップ・マヌカは容器を傾けず、25度以下で保存してください。

※天然に生成するメチルグリオキサール(MGO): ドレスデン工科大学の食物科学研究所所長、トーマス・ヘンレ教授に率いられた研究チームにより、マヌカハニーの抗菌特性を担う主要な成分である事が見出されました。


小さい頃咳で眠れない私に、母が作ってくれた「ハチミツ※大根」は、大根のエキスが染み出したハチミツ液です(3時間以上経つと大根のエキスが出て来ます)。味は想像通りの大根臭いのに甘い⁈と言うシロップで、私は咳が止まらない時だけ嫌々飲んでおりました(笑) 
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※大根: のどの不調や胃もたれ、かぜの予防に。
脾の働きをよくするので、胃もたれ、嘔吐、お腹のはりなどに良い大根。肺の働きを良くし、のどの不快感、咳や口内炎にも有効です。風邪やインフルエンザの予防、糖尿病の初期に起こるのどの渇きにも良いでしょう。


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日本マヌカハニー協会
城先生と寺尾先生の知って得するかも?
薬膳・漢方検定公式テキスト
参照