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les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

自宅で薬膳:春

mimuraです。

一昨日は寒かったですが、今日はとても暖かい一日でしたね!

立春は過ぎ、お花屋さんではチューリップが売られ始め、我が家のヒヤシンスも、屋内のものはもちろん、屋外のものも咲きました。
陽ざしも春へと向かい始めた光を感じます。

まだまだびっくりするぐらい寒い日もありますが、体も春を確実に感じ、無意識に春用の体へとシフトしていっています。

さて、そもそも中医薬膳学は健康維持や病気の予防と改善のための特別な料理と学問です。
奥がとっても深く、数年の勉強を要するものですが、簡単にできるところは手っ取り早く、少しでもいいから取り入れたいですよね。
せっかく毎日頂くお食事だもの。しかも食はダイレクトに体に響く行為。
ただの空腹を満たすための時間ではなくて、ちょっとの意識で効率よく健康維持につながる(薬膳的には「食養」)、そんなお食事タイムにしましょー。

小難しくなりがちなので、ざっくりと♪

四季を意識する

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薬膳においてまず意識したいのが「季節」です(ざっくりしすぎ?)。

薬膳は、その土台となっている中医学の考え方を理解することが大事なのですが、その中医学では、陰陽学説や五行学説等に加え、季節の特徴、それに伴う症状を把握している必要があります。

「春」は、「春風」が吹くことで自然界のすべてがスクスク、健やかに、のびやかに成長する「発生」の季節。
私たちも暖かい春風を感じると(まだ北風ピューピューだけど・・・)体の中の陽気が生長しメンタル力もUP&興奮しやすく、さらに気血が巡って新陳代謝が活発化し解毒の体になっていきます。
また、ビュンビュン吹く風によって、体の中にもたくさんのウィルスや余計なものが入る時期。
春の風邪にも気を付けなければいけません。

春のカギは「肝」


「肝」は血液の貯蔵庫であり、気・血の流れなどの新陳代謝・解毒、消化器官や自律神経、女性の排卵・月経等にもかかわる重要な器官です。
また、精神や感情の調節も担っています。

肝の機能が滞ると、イライラや鬱等の情緒不安定や生理不順などが生じやすくなります。
反対に活発になりすぎても、上半身に不調(めまい、頭痛や目・喉や鼻の不調等)が出たり、イライラと怒りっぽくなったりします。

そのため、この時期は

  • 陽気の成長を促進(体表へ向かって上昇・発散させる)して
  • 肝の活動をサポート(血を補って、潤し、解毒)しながら
  • でも肝が活発になりすぎないよう、リラーックスすること

が大事。
ではどんな食材を選ぼうか~。

※お野菜は、今&これから旬のものを選んでいます※

  • 陽気の成長促進食材:三つ葉、パクチー(香菜)
  • 肝をサポートしてくれる食材血を補う…鶏肉、牛肉、豚レバー、イカ、タコ、にんじん、ホウレンソウetc、潤す…イチゴ、アスパラガス、クコの実、松の実、解毒…ウド、セリ
  • 肝の興奮防止:セリ、白菜、セロリ、トマト、お豆腐


などなど。
店頭によく並んでいる&並び始める食材なので、たっぷり使ってみてくださいね。
ちなみに・・・主人はちょっぴり短気なので、この時期は肝が盛り上がりすぎて「怒」になり過ぎないように、主人には落ち着かせる食材ばっかり食べさせようかと思います(;´∀`)。

白菜とトマトのサラダに~、白菜とセリのおひたしに~、セリのちらし寿司~?

とにかく、これからの時期は肝が頑張りすぎないようゆったりリラーックスし、怒らないようにして、陽気の成長を邪魔しないようにしましょうね☆