たかが鼻、されど鼻
鼻とは…香りを嗅いだり、息を吸い込んだり。
そのために存在してるわけですが、吸引されるものは、カラダの中に入っていくをご存知でしたか?(*^-^*)
フィトテラピーのカラダへの取り入れ方の3つが、「飲む(食べる)」「塗る」「香る」であるように、鼻=嗅覚のしくみは資格試験においても重要な項目です。
例えば…好きな香りの異性がいると、なんとなく ”いいな♡” と思ったり、ある匂いを嗅ぐと、幼少期や学生時代を懐かしく思ったり。
逆に、腐ったものを嗅ぐと気分が悪くなったり、吐き気がしたり。
こんな体験、みなさん一度はありますよね^^
それは鼻から入ったものが、カラダに取り入れられて起こる現象。
その仕組みとは...
鼻から入った香り(分子)は奥に存在する”嗅粘膜”で絡めとられ、
それから嗅上皮⇒嗅神経⇒嗅球に到達し、そこから大脳辺縁系、視床下部といった脳へ到達し、匂いの識別と共に、記憶や感情を動かします。
また、自立神経系に働きかけ血液循環を促進させたり、カラダに拒絶反応を起こさせたり、そして血液の中に入ったり…実は重要なカラダの入り口と言えるんです。
そして香り以外に鼻に入るものと言えば…これからの季節。
春めいた花の香り、ウキウキ感と共にやってくるのが、花粉 ( ゚Д゚)
自然現象とはいえ、日常生活においてはなかなか厄介なものです。
お医者さんの花粉薬を一回、ステロイド注射をたった1本打てば、その時期は花粉症で困らないと聞きます。
それももちろん一案。
でも、そうでないフィト的一案にご興味のある方に☆
鼻の粘膜から精油の成分を取り入れる花粉症対策です。
☆ペパーミント
花粉症やアレルギーを引き起こすのは”ヒスタミン”という化学物質で、これを抑える薬が”抗アレルギー(ヒスタミン)剤”です。
これと同じ作用をもつのが、ペパーミント。
成分に含まれる”メントール”の冷却作用もポイント。炎症を鎮める効果が期待できます。
☆レモン、レモングラス、オレンジ
抗炎症・殺菌作用があり、親しみのある名前の精油たち。
柑橘系で気分もスッキリ!元気になれる香りです。
抗アレルギー(ヒスタミン)作用の代名詞といえば、実はこれ。
でもわたしには高価なので、高嶺の花といえます。
お持ちの方、ご興味ある方はもちろんこれをチョイスしてお使いください^^
=使用方法=
デュフューザーで焚く。ハンカチやマスクに精油を少し落として香りを嗅ぐ。
☆ユーカリ
清々しいこの香りと抗菌作用、抗ウィルス作用はファンも多く、鼻や呼吸器にすっきり感をもたらしてくれます。
わたしは思いっきり息を吐いて、そこで息をとめ、ほんの少しだけ、鼻の入り口につけて思いっきり息を吸い込むのが大のお気に入り!笑 驚くようなスッキリ感がもたらされます( *´艸`)*1
=使用方法=
デュフューザーで焚く。ハンカチやマスクに少し落として香りを嗅ぐ。
クリームやオイルに少し混ぜて、鼻や器官あたりにヴェポラップのように少し塗り込む。
☆ティートリー
強い殺菌、消毒作用のある精油で、風邪やインフルエンザ対策にもなり、”一家に一本”的、使い勝手のよい精油です。
=使用方法=
ティートリーを数滴落とした水で喉や鼻うがいをする。クリームやオイルに混ぜて塗り込むのもOKですし、デュフューザーやハンカチ、マスクで香りを嗅ぐのも良いです^^
冒頭でもお話したように、香りは記憶や感情を動かしてくれる存在。
たかが鼻ですが、されど鼻!
ですので、これらの効果が見込める精油に加え、自分が好き or ハッピーになれる精油を混ぜて使ってみるのも、もちろんあり♪
自分が好む香りは、自然と深く息ができるようになり、有効な成分をカラダに取り込めるだけでなく、リラックスや幸福感ももたらしてくれるはずです。
カモミール系以外はオーガニックでも手軽な価格で買える精油たち。
1本(5ml)買えば約100滴*2は使えますので、今から予防を兼ねて、精油デビューされるのもいいかもしれません☆*3
一般的な薬と併用するのもよし、フィト的ケア一筋もよし。
自分だけのお気に入り療法が見つかりますように!
以上、春を待つフィトなユリでした。