女性の聖なる薬!
皆さま、こんばんは!Yuki☆です。
オフモードだったGWも開け、だんだんオンモードになってきた今日この頃。
またまたお家で薬膳クッキングです♪
5月2日に参加した、漢方薬剤師・長谷川恵さんの薬膳料理教室。
その日は「血を補い艶やかな紙と肌を作る!レシピでした。
↑四物菜湯スーウーサイタン、納豆おやき、ハトムギ粥
そのうち、四物菜湯、納豆おやきを作りました(^^)♪
今回の生薬は・・・
「四物湯(しもつとう)」・・・“女性の聖なる薬”と言われている。
(当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、芍薬(しゃくやく)、地黄(じおう))
妊娠中に飲んでもらうと子宮や卵巣をあたためる、とのこと。
陣痛が始まったら、煎じていた四物湯を飲むと、
子宮が収縮するので安産のためにも良いとか。
また、血の廻りが良くなることから、更年期の血の道が悪い時にも良いとのこと。
当帰(とうき)
(温辛甘肝心脾経)
血虚を良く補い、循環させるので貧血による諸諸症状や打撲痛、冷え痛みに良い。
●「当帰」の名前は”あなたが帰ってくる”の意味
はるか昔中国で、疲れきって髪も肌もボロボロだった女性の夫が、
(魅力を感じなくなり?)家に帰ってこなくなった。
そこで女性が当帰を飲み始めたら、髪の毛も肌艶も良くなり、
夫がちゃんと家に帰ってくるようになった、とのこと。
●西洋では、アンジェリカ=「女性を守ってくれる天使(アンジェリカ)」
クマリンなど、血液を浄化し、免疫機能を調整するポリフェノールを
含んでいるため、妊活から更年期、PMSまで婦人科系のトラブルによく使われる。
血流アップ、胃腸を助ける働きもある。チンキやハーブとして摂る。
ヨーロッパ産のアンジェリカと当帰は、多少成分が異なる。
川芎(せんきゅう)
(温辛肝胆心経)
鎮静作用があり、頭痛に良く用いられる。
血流を良くするので、瘀血による症状に効果的である。
月経前のイライラにも良い。
芍薬(しゃくやく)
(微寒苦肝経)
鎮痛鎮静作用がある。腹痛疼痛ひきつれ、けいれんなどの痛みに良い。
地黄(じおう)
乾地黄(寒甘苦心肝腎経)
熱をとり血を鎮める。血熱糖尿病(炎症系の糖尿病)に使う。
熟地黄(微温甘心肝腎経)
地黄を酒で蒸して乾燥させたもの。補血滋養に適している。
血糖降下にも良い。
↑この四物湯を30分、水から煎じます。
↑鶏肉手羽先、油揚げ、山芋、にんじん、長ネギ、干ししいたけ、たけのこ、
最後に青梗菜を入れたスープ。
↑いただく前に四物湯をお好みの量で、スープに加えます。
(あらかじめお鍋の中で合わせてしまってもOK)
↑色も濃くなり、味にも深みが出ます♪
これを飲むと、私の個人的な体感ですが、
手足の(末端の)冷えがなくなってきました!
↑納豆おやき・・・たれにはお醤油と七味唐辛子を添えて。
実はこの七味唐辛子、お手製なんです!!
いつもお世話になってる池島一美さんからいただきました♡
池島さんは、ハーブを育てたり、ハーブを使ったお料理が大のお得意で、
いつもいろいろ教えていただいてます♪
↑唐辛子、山椒、ケシの実、青のり、黒ゴマ、白ゴマ・・・
そして、ご自身で乾かされて細かくした生姜、柚子の皮!!!
「勝手に、太陽が乾かしてくれて栄養も一杯にしてくれるから、助かるわ♡」
とおっしゃる、とってもチャーミングな素敵な女性です!
大好きな柚子の味が効いてて、マイルドな辛さもまた嬉しくて・・・☆
自然からの贈り物をハンドメイドでいただく・・・それだけで、心が癒されます♪
”女性の聖なる薬”で身体が温まり、ハンドメイドの贈り物で心も温まり・・・。
Many many thanks to 池島さん\(^0^)/
《参考文献》
グレースメグサロン 薬膳料理テキスト
「自然ぐすり」(森田敦子著、ワニブックス)