les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

フィトテラピーでもトレイサビリティ

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ほんものの蜂蜜(左箱の上)と蜜蝋ろうそく (Bee Worksさんのイベントにて撮影)

  

今年最後のブログに寄せて

今年は、たくさんの生産者さんとお会いする機会に恵まれました。直接現場を見せていただく、お話しをさせていただくことで、私のフィトテラピーの活動も、ぐーんと深く幅が拡がっていきつつあります。

食品では、今やトレイサビリティはあたりまえの時代になってきました。
危険信号のものには 手を出さない消費者が増えているということです。

待てよ、じゃ 私がお伝えしていることを実践しようと
各自で買ってくださっているハーブティー精油は、安全なのかな?
もし、粗悪品をお使いだとしたら、期待した効果も体感できないでしょう。
そう思うようになりました。

フィトテラピー実践講座は、知識もプロダクツもまるごとお持ち帰りいただきたい
そう願ってプログラムを組み立てることにしています。
となると、「ほんもの探し」のさすらいの旅に出ることが余儀なくされるというわけなんです。
「ほんもの」には、そこに至るまでのストーリーが必ず存在しています。感動があります。それらすべてを含めて、私が出会った「ほんもの」を提供していこうと決めて活動をしています。 

安心で安全なこと これは 最低限かつ大前提。
精油ならば「香りがいい」、
ハーブティーなら「おいしい」
それらを、適切なタイミングで使っていただくこと。
効果が実感できれば、自然と習慣にしていただけると思います。習慣は体質改善の第一歩。本気で取り組みたい方々の背中を押して差し上げられることができればこれ以上にうれしいことはありません。
そして、「ほんもの」には、そういう力があるのだということを変わっていくみなさんを見ていて実感しています。

そのひとつが、折りにつけ ご紹介している「ラベンダーの精油」です。

ちょうど去年のクリスマスの前12月23日に出会ったのを思い出します。
その後、2ケ月して、わたくしのセミナーでも石田佳奈子さんにお越しいただいてお話しをしていただきました。

それからのご縁になりますが、佳奈子さんが企画してくださって訪れた6月の南仏。それはそれは、ほんものだらけの発見の旅となりました。
また、ブルターニュから直送してくださるハーブや養蜂プロダクツも、自然の恵み・植物たちの力強さを感じるものばかりです。

そのほかにもたくさんの出会いがあり、この1年の経験は植物療法士としてのひとつの転機となったと言っても過言ではありません。
植物療法士として歩みだしたこの5年間の集大成だったような、一年を過ごすことができ、また、あらたなスタートに立つことができたと感じています。

 

来年からは・・

来年早々、フィトテラピー実践講座は、「手しごとの教室」を立ち上げます。

その第一弾が、「麹づくり・味噌づくり」。
単に、作り方を知る ということではなく、
農家さんの現場に行き、材料となる大豆や米を手にし、それがどんな環境でできるのか、味噌はどんな気温のどんな場所で仕込むのかを体験していただき 日本の醗酵食の奥深さを知り得ること。真のトレイサビリティを体験し、安心・安全とはどういうことか? そして、やっぱり「ほんものは、おいしい」ということをシエアしたいと思っています。

 

春からは「季節ごとのハーブのたより講座」もスタートし、フィトテラピーをみなさんの生活に役立てていただけるよう、メディカルハーブのひとつひとつと丁寧に向き合ってお伝えしていきたいと考えています。フランスからの香りのお便りとともに、お身体をサポートしていく植物の活用法をお伝えしていこうと思います。


そして、最後になりましたが、

ここまで導いてくださいました恩師・森田敦子さんに心から感謝し、
また、貴重なお時間を割いてお越しくださるみなさんの美と健康のために お役に立ちたいという思いを新たにしております。

 今回はごあいさつの内容になってしまいましたが、次回からは、またフィトテラピーの情報をお届けしてまいります。楽しみにしていてくださいね。

 2016年本当にお世話になりました。
来年もまたどうぞよろしくお願いいたします。

 

植物療法士・AMPPフィトテラピスト
横井公恵