les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

1月の歳事記☆

皆さま、こんばんは!Yuki☆です。

1月は、年の初めだけに、いろいろな行事がありますね。

 

1月6日は、épiphanieエピファニー(公現祭)。

毎年必ず1つは食べたくなる、ガレット・デ・ロワ

去年は、グルテンフリーにしたから、と我慢したのですが、

今年は、解禁にしちゃいました!!!

 

ガレット・デ・ロワについては、こちら⇩

 

lebois-medi02.hatenablog.jp

 

・・・なぜなら、大好きなメゾン、laduréeで、

フィトなもの満載のガレットを見つけてしまったから♡

 

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ガレット・デ・ロワ シャルムーズ

アーモンド&ヘーゼルナッツのクリームに、ベルガモットジャスミン、バニラ、

シナモン、ペルーバルサムなど、スパイスの香りがついたガレット。

Charmeur(se)・・・は「魅力的な」という意味。

付属の王冠が、また繊細で素敵です! 

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⇧今年のフェーブ、陶器のデザインは、書簡を入れる筒?のようです。

ガレットを切り分けた時に、すでにフェーブに見立てた

アーモンドを2つに分けてしまった・・・ってことは、

「幸せのおすそ分け♡」と勝手に解釈(^^)🎶

 

翌、1月7日は、七草粥の日。

 

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⇧可愛くて思わず手に入れてしまった、観賞用・春の七草

東京は江戸川の特産、とのこと。

 

『古い中国の習慣が日本に伝わり、醍醐天皇の延喜11年から

正月7日に七種の若葉を調達することが公式化され、

枕草子」にも「7日の葉を6日に人がもて騒ぐ」の記事があるように、

これら春の七草をお粥に入れてたきこむ七草粥は古くから伝わり知られています。

秋の七草が野道に咲く美しい風情のあるものが選ばれているのに対して、

これら春の草々は、凍てつくような真冬の大地に根をおろし、

寒さにもめげずに育つその強靭な性質にあやかって、

年の初めに食してその年を元気に過ごそうというものです。』

(川手農園、観賞用 春の七草リーフレットより)

 

七草のそれぞれの薬効は、以下のようです。

せり:数少ない日本原産の緑黄色野菜で、セリ科の多年草

   精気を養い血脈を整え、保温効果や、高血圧予防に優れています。

なずな:別名ぺんぺん草と呼ばれるアブラナ科の二年草。

    カルシウムやカロテンが豊富で風邪の予防に優れています。

ごぎょう:母子草(ははこぐさ)の別名でキク科の二年草。

     咳・痰に効果があります。

はこべら:はこべのことでナデシコ科の二年草。

     昔から腹痛薬とされ、産後の浄血に用いられています。

ほとけのざ(こおにたびらこ):キク科の二年草。胃腸に効きます。

すずな:かぶのことでアブラナ科の一・二年草。

    葉はカロテンやビタミンCの多い緑黄色野菜で、

    腹痛薬としても使われています。

すずしろ:大根のことでアブラナ科の一・二年草。

     葉はカロテンやビタミンCが豊富な緑黄色野菜で、

     風邪予防や美肌効果に優れています。

 

生まれて初めて?七草全てを使ってお粥を作ってみました! 

 

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⇧神奈川県産の春の七草を使って🎶

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⇧お米は、群馬県榛名・ハッピーライフビレッジの無農薬玄米を。

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⇧お餅は、Kimieさんご紹介の、千葉県産の古代米のものを。

いただいた時は、こーんなに大きな状態でした!

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⇧土鍋を使って🎶

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⇧土佐の天然海塩、「あまみ」をちょいと足すと、より美味に。

身体に優しいお味♡

 

7日の夕方、自由が丘の街を歩いていた時に、出会いました!

大福茶(おおぶくちゃ)」・・・大きな福のお茶、

というネーミングに惹かれて🎶

 

一年の邪気を払い新年を祝福するため、元旦に大福茶を飲む習慣があるそうです。

平安時代、京の都に疫病が流行った時、ある僧が病の人にお茶を与えたところ、

疫病が治まったとか。

この功徳にあやかり、時の村上天皇が毎年元旦にお茶を服されるようになり、

天皇が服するお茶=「王服茶」)

以来年賀の行事として広まり、

いつしか新年を祝福する縁起の良い「大福茶」となり、

今日まで伝えられているんだとか。

 

大福茶はお茶の種類が決まっているのではなく、

お茶屋さんによって、色々なお茶のミックスが存在します。

こちらは、鹿児島県の「すすむ屋茶店」のものです。

 

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⇧緑茶と玄米(食べられるもの)が入っています。

「1年間、飲むものと食べるものに困らないように・・・」という

願いが込められているとか。

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⇧香ばしくて、すっきりした、とっても美味しいお味でした!

 

さらに1月11日、鏡開きの日。

市販の鏡餅は白いお餅なので、我が家では、

やはりKimieさんからご紹介いただいた、

千葉県産の玄米のお餅を使って作りました🎶 

 

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 ⇧あんこは、お友達のRaiちゃんのご実家

(東京・八王子のあんこ屋さん)からいただきました!

many many thanks♡

 

・・・「日本のフィトをより追求する年にする!」

と決めたら、早速情報があちらからやって来てくれました! 笑

 

そんなこんなで、1月のアトリエ・フィトキュイジーヌも始まりました!

 

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⇧テーマは、「新年から、パワーチャージ!」。

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⇧先ほど書かせていただいた、千葉県産古代米のお餅ステーキと、

かぶのソテー・・・山椒とピンクペッパーがポイント。

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⇧エナジーカレースープ・・・アロエベラ、ビーポーレン、ビープロポリス、

各種カレースパイスが入って、パワーアップ!

食べた瞬間から、エネルギーが巡って来ます。

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⇧クチャ・・・ウクライナのクリスマス料理。

ロシア正教では、1月6日がクリスマスイブのようです)

大麦(もち麦)、ケシの実、くるみ、はちみつ。

12種類の料理の中で一番目に食べるらしい・・・残ったら、デザートに。

クコの実で、彩りに赤を加えました!

ウクライナでは1年に1回しか食べないようですが、

ヨーグルトなどに入れたりして、朝食に良さそうなお味です🎶

 

今年も、楽しい、美味しい、身体に良いアトリエの始まりです☆

ご参加くださった素敵な方々に、感謝しますm(_ _)m

 

 

《 参考文献》

 ●七草がゆは薬効がゆ

recipe.bioweather.net

●一保堂サイト(大福茶):

https://shop.ippodo-tea.co.jp/kyoto/shop/goods/index.html?ggcd=631102