木の芽時のすごしかた。
こんばんは〜。cottonsnowです。
4月に入り、新しい生活をスタートさせた方も多いのでは?春は出会いと別れの季節でもありますね。
桜も咲いて、ぽかぽか陽気で外に出かけるのいいなぁ、世の中もみんなうきうきわくわくしてる、
なのに、のに…、
なんか知らんけど身体が、気持ちが、ついていかない…、そんなこと、ありませんか?
(桜、いま見に行かないと散っちゃう、みんな行ってるしあせる、でも身体動かないー!みたいな日)
寒暖差のあるこの季節は、じつは一年で一番身体と精神のバランスが崩れやすい時期なのです。昔の人もよくそれを知っていて「木の芽時(このめどき)」なんて言います。
冬の眠りの季節から目覚めの春になって、さぁこれから、というときに、その切り替えにうまく対応できず、不安定になる…、これは昔の人もそうなんですね。そんなときは無理せず休め、という春の養生の知恵として「木の芽時」という言葉が使われてきたようです。
(木の芽自体に罪はないのですがね…笑、むしろ、かわいいし元気もらえますね)
かくいう私も気候に左右されやすい体質で、その日の体調にわたわたする日々です。だるだるで思うように身体動かないな、重いなぁ、と感じることもしばしば。
でも、そういうときに、「木の芽時だしなぁ」とか「春のせいだよね、しかたないな」と思うと、ちょっと気持ちが軽くなります。
無理しない。休む。動けるときに動く。
いまはそれでいいんだと思います。
(カルガモだって、風の強い日は羽根を休めます)
でも、そうはいっても生来まじめな日本人。休むことそのものに罪悪感があったり、春のせいだってどんなに思っても、だるだるでダメな自分を責めたくなる。
そういうとき…フィトテラピーで植物の力を借りるのもとってもいいのですが、ハーブなど用意したりする気力さえもないときもありますよね。。
そこで、メンタルセラピストでもある私がやっている方法をご紹介します。
【用意するもの】
自分自身(たったそれだけでOK)
(話しかけるように ゆれる柳の下を~ by荒井由実「卒業写真」)
たとえば、今、自分がなんだかどんよりな気持ちだなぁ、って感じたら、
「あーあ、どんより。」
と口に出して言います。
(口に出すのがポイントです。でも、大きなひとりごとなので、人に聞こえないところでどうぞ笑)
ため息もついたりして、しばらくどんよりな気分を味わいます。
それから自分を斜め上45度くらいから見下ろす感じに画面を切り替えて、
「あ、今、どんよりな〇〇さん(自分の名前)がおりてきたねぇ、ははは!」
といって脳内に認識させます。
深刻になりすぎないおまじないです。ちょっと自分で自分を客観視して笑っちゃうことで、気が楽になります。
そしたら、その斜め上からみてる自分から、
「まぁまぁ、どんよりな〇〇さん。いまはぐーたらでいいじゃん。それでオールオッケー、よしよし。」
と、自分で自分に休んでよし、とゆるしてあげます。自分を責めるより、笑っちゃえ、そんな感じです。
…これは一例です。いろいろと応用できます。自分の気持ちを口に出して味わうことと、自分を俯瞰した位置で観るのがポイントです。いろんなパターンの自分を認識してみてください☆
(石のオブジェにもめっちゃ笑われとるし)
動ける日には、心から楽しいと感じられることを。でも、疲れたら休む。ほどほどに楽しむ。
好きな香りやおいしいもので自分を満たすのもいいですね。
忙しいこの時期、なにもせずのんびり、という時間を持つのもなかなか難しいかもしれませんが、身体や気持ちがついていかないときは、抗わず、自然にゆだねる、時を待つ。そんな「木の芽時」のやり過ごし方を知っているだけでも、楽になるかも。
(小さくともけなげで可憐なすみれの花に癒されます)
今週も気圧変化、寒暖差の激しい週になりそう。木の芽時、どうかご自愛くださいね。私もそろそろ休みます。おやすみなさい。
(なんかえらそうに言ってますが、この記事の半分以上は自分に言い聞かせてます、笑)