les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

Neroli & Petitgrain

久しぶりの投稿。最近の発見をまとめました。

最近は週一でリフレクソロジーを受けるようにしています。

疲れた日の夜はソファに腰掛けるやいなや、足の裏がつる症状が続き、

自分の力ではどうにもならないので、いつも同じセラピストさんの力を

お借りしています。

左足薬指と小指の間から2−3cmしたにあるツボを押されると

不覚にもイデーーッ!と毎回叫んでしまいます。ここは心臓の反射区であることが

わかりました。同じ場所でも左は心臓、右は肝臓、と異なるのが特徴。

心臓が病んでる?疲れてる?これは良くない。

心臓だけは24/7ひとときも休むことなく一生働いてもらわなければならない

最も大切な臓器。この反射区が反応するのはストレスによる影響もあるとのこと。

リフレクソロジーによって足裏にある内臓の反射区を刺激することで、

いまここ疲れています。修復するように。と脳に伝達する。そして

脳が免疫機能に対して働きかける。と説明されれば納得です。

 

で、こんな時自分のカラダが必要と感じる精油ネロリ(Neroli) なのです。

ネロリオイルの化学組成で最も高い成分はリモネン(約22%)。

爽やかな甘酸っぱさの中にも甘すぎない強さと深みを持つ香り、とでも

表現できましょうか。その正体はビターオレンジの花。(ネロリ・ビガラードオイル)

 

抗真菌・抗微生物活性作用・抗うつ・デオドラント・消化促進などの作用があると

見られています。また驚いたことに、ネロリオイルは心筋の収縮を遅くする効果、

動悸、さまざまな心臓の痙攣症に使用出来る*1とのことです。

 

心臓の足裏反射区。Google画像から拝借。

f:id:kayont:20170418202926g:plain

 

ネロリと相性の良い精油探し

ネロリはモノテルペンアルコール類、

トップノートで最速で揮発するため少し重めのものを合わせたいと思った。

トップからミドルノートのものを、といろいろ考えセラピストさんと

話しているうちプチグレンに決定!ああ、そうでしょう、そうでしょうよ。

だって、ネロリはビターオレンジの花、

プチグレンは同じビターオレンジの茎や葉の精油なのです。

プチグレン精油はウッディーでも爽やかなフローラル系の香り。

酢酸リナリルを60%と主成分とする。

副交感神経に働きかけ、鎮静・高揚双方に作用し感情のバランスを

整えてくれることが期待できる優秀な精油です。

 

ネロリは17世紀イタリアにネロラという国が存在し、

その国の妃であるアンナ・マリア・デ・ラ・トレモワイユが

愛用していたことから名付けられたそう。なんか素敵ですね。

 

この度の発見と収穫は、いま欲しい香りがいまカラダが必要としている香り

であることを体感したことでした。

また、相性の良い組合せには理由がある。ということ。

 

足がつりやすいことから、いろいろな発見がありました。

植物療法は本当に奥深く楽しいものです!

 

ビターオレンジ。

写真を持っていないためこちらもGoogle画像から拝借。

f:id:kayont:20170418214817j:plain

Good night 🌟 ゆっくり休んで明日に備えましょう〜 

 

 

*1:Stevenson C. Orange  blossom evaluation. The International Journal of Aromatheraphy, 1995; 7(2);14-17.