飲む天然輸血・奇跡の野菜「ビーツ」
貴重な国産の生のビーツ 断面は真っ赤。繊維もはっきりとわかりますね
雨模様でしたが、ファーマーズマーケットへ参りました。季節はいつしか実りの秋に。たくさんのくだものやお野菜がマーケットをにぎわせています。色味もあざやかで、その場にいるだけで、わくわくします。
いつもお味噌と黒にんにくを買わせていただいているファームさんのテントへとまっしぐら。先週は「二年天然熟成二倍糀玄米味噌」をタッチの差で買えず・・またこれもマーケットの醍醐味なのですが、いたく残念。。若干まだあるとのことなので、出直したわけです。おかげさまで、無事に買えました^^
そして、その他リサーチを。今回のお目当ては、「ゆず」。自然栽培のものがあるかなぁと、まるで花から花へと飛び回る蜂のように、テントからテントへ(笑)
少しまだ季節が早いようです。11月の末ごろとのこと。今から楽しみです。りんごやぶどう、栗やさつまいもは、真っ盛り!! ビタミンカラーに見ているだけで元気をもらいました。
そうそう、今日は、「ビーツ」のお話しでした。
フィトケミカルたっぷりで、貧血予防、免疫アップやアンチエイジングに、役に立ってくれる優秀なお野菜のお話しです。
春からご縁を繋げていただき、「酵素」を教えていただいております。丁寧なフォローをしていただき先日「秋の酵素」を仕込みました。
送っていただいた素材は、普通では手に入らないものばかり。しかも、採れたてのものをすぐクール便で送ってくださいました。貴重な最高の素材と真剣に向き合う時間は、とても楽しい時間でした。加えて素材のひとつとして「国産のビーツ」をお取り寄せしました。せっかくなので、週末に料理をしようと考え、多めに送っていただきました。
◆酵素の材料の一部です。
かぼちゃの上にあるのが、ビーツ。こちらは、特大1.3Kgもありました!!
疲れが溜まって、身体が冷えてどうにもならないなぁと言う時には、外でお食事をいただく際に、ビーツのスープやコールドプレスジュースなどをいただいきます。
◆先日うかがったレストランで。
食前酒ならぬ食前コールドプレスジュース3種。使っているお野菜も見せてくださり、どんなに貴重なものなのかと理解しながら有難くいただく。もうこれは、前菜のひとつですね。
(低GI値で、血糖値が上がらない工夫かなと思う。)
左の赤いジュースにビーツが入っています。ビーツ+青い温州みかん+葡萄だったかと。
とても飲みやすかったです。
手前がビーツ (こちらは中ぐらいの大きさです。)
日常的には、そのまま使える水煮を使って、サラダに入れたりと、ビーツは、私の生活の中でスーパーフードとして大活躍しています。今回は、貴重なフレツシュのビーツですから、そうだ、ボルシチをつくってみよう!! と。
とても簡単なのに、これが、ほんとうに体感がすごいのです。いただいた後、身体が、ぽっぽっ して、それが、持続するのですよね。煮込んだ翌朝にもいただいてから出かけましたら、慢性の低血圧症、貧血症のこの私が、朝から快調でした。調子に乗って、二日続けて、ランチにも持参しています。ヨーグルトをトッピングしていただけば、さわやかで、本当に美味しい。
残りは、いつでも使えるように、水煮で瓶詰にして保存食にしておこうと思います。
生はちょっと土臭いので、火を入れて。熱でも壊れにくい栄養素をしっかりとれますからから、生のビーツが手に入らなくても、水煮でつくればOKです。
最近、気に入ってかよっている、「フランツ&エヴァンス」には、ビーツがたっぷりと使われているサラダが必ずあります。
franzeevans.jp
ロンドンの人気店が東京に進出したお店ですが、そう!! イギリスでは、ビーツがよく食されているのだそうです。イギリスのスーパーでは、収穫時期が過ぎても一年中たべられるように、水煮や酢漬けが売られていると聞きます。イギリスは、夏も短く、日照時間も短く寒いという印象がありますが、ビーツの栄養素は、国民的なスーパーフードなのかもしれませんね。
ビーツの味は、土臭さのある甘みが特徴です。茹でるとその臭さが抜けて食感は大根のよう。食物繊維もたっぷりです。スープでいただけばその甘み(天然のオリゴ糖)・旨みが溶け込んだそのままをいただくことができますね。
その他、蒸したり焼いたり、生食のサラダやジュース、酢漬や塩漬があります。また、サラダやピクルスなど料理に彩りを加えたいといった時にも活躍してくれます。
本当に天然石のようなきれいな赤ですから。
ビタミン、ミネラル、葉酸、カリウム、一酸化窒素 豊富な栄養素。
ビーツの栄養と効能 (良好倶楽部のサイトより要約)
なにやら難しい固有名詞もありますが、とにかくフィトケミカルがたっぷりです!!
さて、では、軽く栄養価について触れてみます。
出典: http://dietsoul.jp/beetroot/
1.カリウムが豊富に含まれる - むくみの解消、高血圧を予防する効能
2.ナトリウムも豊富 - 神経機能を正常にする
3.カルシウムと深く関わるマグネシウム - 骨粗鬆症の予防、イライラの解消
4.ナイアシン、またの名をビタミンB3!- 二日酔いに効く
5.ビタミンB群のひとつパントテン酸 - 動脈硬化に効能
6.赤い色素ベタシアニン - ガンの予防、老化防止
7.甘味や旨みの成分ベタイン - 肝硬変や脂肪肝の予防
◆カリウムには余分なナトリウムを排出する働きがあるミネラルです。ミネラルは細胞機能の維持には欠かせない栄養で、筋肉や神経を正常に保つ働きがあります。
ビーツ(生)の100gあたりに含まれるカリウム含有量は460mgで、野菜でも豊富な含有量を誇ります。ほうれん草には劣りますが、
かぶやトマト、レタスよりも豊富にカリウムが含まれているそうです。
◆ビーツにはマグネシウムの栄養が多く含まれています。
マグネシウムにはカルシウムとともに歯や骨を形成する働きがあり、骨粗鬆症の予防に効能があります。また、カルシウムとともに神経を安定させることで、イライラの解消にも効果的です。(Mgは、ビーツ、アーモンド、落花生、玄米に多い)
◆ナイアシン(VB3)は熱に強い栄養ですが、水溶性という弱点があるので、スープまでしっかり飲めるような調理方法に適しています。ボルシチはGood♪
また、ナイアシンにはアルコール成分を分解してくれる働きがあります。お酒を飲まれる方は、ナイアシンを積極的に摂取することをおすすめします。
◆パントテン酸はビタミンに分類される栄養素で、血液中の善玉コレステロールの合成を促す作用があります。
◆ベタシアニンというポリフェノールの一種が含まれています。ポリフェノールの中でも、とりわけ強い抗酸化作用を持っているベタシアニンは、癌の予防に効能があるそうです。また、体内の活性酸素を取り除く働きがあり、アンチエイジングの効果もあります。
◆ベタインというアミノ酸に分類される栄養成分を多く含みます。肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ働き、肝臓の機能を高めてくれる作用があり、肝硬変や脂肪肝の予防に効能があります。肝臓は沈黙の臓器と言われますから、日頃から予防のためにぜひ。
<ボルシチの作り方>
材料
①にんにく2かけ/赤味肉150g・・・にんにくをみじんぎりにし、オイルで香りを出し、赤味のお肉を入れて炒めます。 ※作り置きのアホエンオイルなら便利です
②じゃがいも(2ケ)/にんじん(1本)/キャベツ(1/4玉)/玉ねぎ(大1)・・・煮込んでも食べごたえがある大きさにカットします。
③水 1L ・・・①②を煮込みます。
④ビーツ 300g・・・短冊切りにしお鍋に投入
⑤ベジタブルの固形スープ 1リットル分・・・セロリはなくてもセロリのエキスが入っているものを使えばOK。
⑥塩/黒胡椒/エルブドプロバンス・・・仕上げに適量
⑦ヨーグルト・・・トッピングに適量
厚手のお鍋で野菜が煮崩れない程度に、丁寧に煮込みましょう。
手順は、①→⑦ です。
寒くなって免疫力が低下すると感染症にかかりやすくなったり、毎日撃退すべき癌細胞を十分に撃退することができなくなります。
ビーツは、水にとけやすいビタミンが含まれていたり、熱に割と強い栄養成分が含まれていたりとスープものでいただくのにとても適しています。
すでにご存じの方も多いかと思いますが、ボルシチのような簡単レシピ&ささっと料理で、栄養素をうまく摂取して、健康の維持に活用したいものですね。
ご参考: 私が使っている固形スープはこちらです。1ケで500CC分。ナチュラルで、香味野菜の香りもいたしますので、とっても便利でおいしいです。Bioで比較的安心なものかと思います。10ケ入りですが、ずっしりと重い。小さな板チョコ程度の大きさです。
<ピクルス>
ピクルスを作りました
少しの量なので保存を考えなくていいですから、お酢も薄めに 薄味です。
一晩経ってからいただけば、ピクルスというより、ちょっとしたスウィーツのようです。
~完成~
わりと大きな瓶でも、いっぱいです。
厚手のお鍋で作ります。クローブが良い香りです。
優秀な保存食です。色もとってもきれいです。
作り方
(1)先ず ビーツの皮を薄く剥いて 3mmくらいの厚さに切り
(2) お鍋に下記の材料を合わせて一度沸騰して スライスしたビーツを入れて再び沸騰させます。 沸騰したら弱火にして蓋をし 13~15分 煮てビーツが軟らかくなったらできあがりです!
材料
◎ビーツ 正味 300g
◎お酢 (穀物酢又は米酢) 50cc
white vinegar アップルビニガーを使う場合は量をやや増やす
◎砂糖 35g
◎水 200cc
◎海塩 小さじ1/3
◎クローブ 4粒
お鍋はあまり大きくない方が、水分にビーツをひたひたで煮ることができます。念の為、瓶を煮沸消毒します。水分にしっかり浸かるように詰め、冷蔵庫保存。少し歯ごたえが残る程度の湯で加減でおいしいです。サラダのトッピングにすれば、塩分やハイカロリーのドレッシングも減らせます。
いよいよぐっと冷えて季節がかわりつつありますね。
体温の維持をこころがけ、免疫力を落とさないことが大切です。
わたしも、すでに、ホッカイロ生活です。
体温が1度上がれば免疫力は5~6倍に!「人間の身体は本来、体温36度5分以上で正常に働くようにできています。」
★体温が1度下がると、エネルギー代謝は12%ダウン。
エネルギー代謝とは、食物から摂った栄養を、酵素などの働きで運動や体温維持のための力に変えること。この力が低下すると、老廃物の排出もうまくいかなくなります。痩せにくいことの原因でもあり、さまざまな病気の原因にもなります。
★体温が1度下がると、免疫を司る白血球の働きが30%以上もダウン。
同じく免疫に関わる腸の働きも低下します。また、ガン細胞は35度で最も増殖する性質があるとされています。そういったことから、低体温は、生活習慣病やアレルギー、うつ、ガンなど、さまざまな病気を引き起こすのだそうです。
★体温を1度上げると、免疫力は一時的に5~6倍アップ。
心臓や脾臓など産熱量の多い臓器には、ガンはできないのがその証拠。身体を温め、平熱を上げることが健康維持につながります。日本人の長寿の秘訣はお風呂につかる生活習慣があることだと私は思います。湯船につかって汗が出てくる頃には体温が1度上がっているそうです。この時、免疫力は一時的に5-6倍に。湯船につかるだけで10年後の免疫力に差が出てくるそうですよ。
あとは、季節のお野菜は、その季節に必要な機能があるものが多いですね。今は、季節感なく一年中売られている夏野菜も多く見かけますが、ともすると身体を冷やしてしまいます。旬のものを、身体を温めるお料理方法でいたきたいものです。
ということで、ビーツを使ってボルシチ、作ってみてくださいね。
風邪をひかないようにどうぞお元気ですごされてくださいね。
kimikimiでした。
~ご連絡~
さて、来週から2週間連続で、フィトテラピー実践講座スペシャルセミナーです。
今年も、石田佳奈子さんをお招きして、ラベンダーやローズのお話しをしていただきます。フィトキュイジーヌのYukiさんもスウィーツを提供してくださる予定です。
フィトテラピーの輪が広がっていくことに心から感謝です。