les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

La Chandeleur☆ラ シャンドゥルール

皆さま、こんばんは!Yuki☆です。

今日2月2日は、ラ・シャンドゥルールla Chandeleur、

聖燭祭(せいしょくさい)というキリスト教(西方協会)の祝日です。

 

またの名を「fêtes des chandellesシャンデルのお祭り」ともいい、

chandelleはフランス語で「ろうそく」の意味です。

 

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↑大好きなラデュレのキャンドル「イスパハン」。

ローズ&フランボワーズ&ライチの香りです♡

 

この2月2日は、イエス・キリスト生誕(12月25日)から40日目にあたり、

キリストが聖母マリアとナザレのヨセフによって

神殿に連れて来られた際の出来事を記憶して祝う日です。

この祝日は、エルサレムでは5世紀に、ローマでは7世紀に祝われるようになり、

西方典礼では10世紀以来、「マリアの清めの祝日」と称されてきたとか。

 

フランス語で2月を意味する「février(フェブリエ)」の語源は、

ラテン語の「febuare」で「清める」という意味があります。

 

またケルト人たちの間ではImbolcというお祭りを2月1日にします。

女神ブリジットをたたえたこの慣習は、冬の終わりに浄化と繁殖を祝うもので、

女神に種まき前の土地の浄化を願いながら、

農夫たちが松明を手に行列をなしながら畑を歩いていたとか。

 

キリスト教の教会では、松明の代わりに聖なるろうそくを使いました。

この火が悪を遠ざけると思われ、

またキリストが世界の光であることを想起させました。

信者たちはやがてこれらのろうそくを、家を守ってもらおうと、

持ち帰るようになったとか。

 

フランスでは、伝統的にシャンドゥルールにクレープを用意します。

クレープの丸い形や金色は太陽の丸型を思わせ、

暗く寒い冬の後の春の再来を想起させる、とも言われています。

また古い余った小麦粉を使うことで、

次の収穫の豊作への願いが込められていたとか。

 

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↑シャンドゥールには、家中の全てのろうそくを灯さなければならない、

などと聞きましたが、私は1つのみで・・・笑

 

クレープを作る時の言われ?もあります。

(諸説あるかとは思いますが)

1つは、左手にコインを持ちながら右手のみでクレープを焼き、

返した時にクレープパンの中に正確に着地するかで

1年の幸運と繁栄を占える、というもの。

また最初に焼かれたクレープは、コインを巻き、

戸棚の中一番上に置くというもの。

そうするとクレープはカビず(本当か??笑)貧困から遠ざかるとのこと。

・・・試してみる勇気はありませんでした。笑

 

そんなわけで、今年は、このシャンドゥルールの夜にお友達を招いて、

クレープパーティーを企画してみました!

卵、乳製品不使用、グルテンフリーのクレープにトライです☆

 

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米粉ひよこ豆粉、豆乳etc・・・。

「太陽の金色」を出すためにターメリックを入れて。

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↑デザート系には、「実験!」と称し、

ネロリウォーターをふんだんに入れてみました!

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↑クレープパンに生地を流し入れ、ある程度焼けたら裏返して・・・。

左手にコインは持ちませんでした!笑

 

パーティーにはこのブログメンバーのKimikimiさん、フィト同期のNagineさん、

そしてフランスの友人Dorothée & Alexandre夫妻とお子さまが来てくれました!

午前中まで雪が降ってて寒い中いらしてくださり、本当に感謝ですm(_ _)m

 

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↑チューリップと生ハム、ソーセージはDorothée & Alex夫妻の差し入れ♡

チューリップが春の到来にふさわしい^^merci beaucoup!!!!

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↑クレープの中身その1、ラタトウイユ。プロヴァンス

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↑奥目に見えているのが、中身その2、ピペラッド。バスク

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↑(ほとんど食べちゃった後だけど。笑)Nagineさんの差し入れ、

棗チップスとくるみのキャロブパウダーまぶし。美味でした!

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↑こーんな素敵なパッケージに入ってました♡merci beaucoup!!!

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Yuki☆流!?温めなおしたクレープに、好きな具を乗せて巻いて食べる!!

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↑デザートクレープには、はジャム2種を。

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↑左:南仏・マントンで手にしたセドラ(柑橘の一種)のジャム。

右:Marie de Mazetのオーガニックなフランボワーズ&レモンバーベナのジャム。

(後ほど撮影)

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↑お好みで、フランボワーズジャムにはローウォーターを、

セドラジャムにはネロリウォーターをシュッと。より甘美な味に♡

(こちらも後から撮影)

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↑Kimikimiさんからの差し入れのいちごちゃんたち。

春らしく、大変美味しゅうございました☆merci beaucoup!!!

(たーくさんいただいたため、残った分を後から撮影)

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↑食後は、ティザンヌでさっぱりと。

 

A la Chandeleur, grande neige et froideur. 

「シャンドゥルールには、大雪と寒冷」のことわざの通りの、

雪と寒さが印象的な1日でしたが、和気藹々、開催できたことに感謝です。

そして来てくださった皆さまに、大・大感謝です!!!

 

またこんな「フィトと食事の関係」をテーマにしたパーティーを

いろいろ企画するぞー、とワクワクしながら眠りにつきます♪

Bonne nuit☆