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les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

祈りと医学 第2章

前回の記事で、教会と医学の関係性に触れ、今回は日本ver.をお送りします✨

せやん。日本にもあるやん!
私達日本人に、とっても馴染み深い場所、当たり前のように存在してる環境!
と気付きました✨

お寺や神社は、実は隠れたフィト・スポットである、と!
自身と向き合い、心を癒せる場所である、と!

その前に、自然には神様が宿っていると、手を合わせたり感謝したり、石や木を御神体にする日本人のスピリットを考えると、祈りと植物が結びつくのは、あまりにも自然なことでした✨

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その昔、お寺から発信される情報や学問、知識、知恵、習慣、言葉、そして仏教と共に渡ってきた医学と薬学は、その時代の最先端であったと、言われています。

僧侶の祈祷や護摩が『治療』として考えられていた時代もありました。
『闘病平癒』がまさにそうですね。

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今も残る数多くの寺社仏閣の中には、昔、天皇達が病いを治すために、薬師如来を本尊とし建立したと伝わるものも多いですよね。

つまり、祈りが治療であったということ。

そして、昔は実際インドの高僧、日本の高僧も、祈りの観点からのみならず『看病』も修行の一環として教えられ、医学&薬学に精通していました。

アーユルヴェーダも、病気という苦しみから救ってあげたい、という思いから、僧侶により積極的に実践されていました。日本で僧侶から始まった有名な漢方薬だと、陀羅尼助でしょうか。

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そう、祈りと医学により、心と体を癒す、まさにセラピストのような存在であったんですね。

現代でも、そういった教えを、病院、学校、介護施設など、産まれてから死ぬまでを寄り添う、という思いを、お寺という枠を超えた形で実現している所もあります。(例:四天王寺)
また寺小屋として開放していたり、震災直後も、孤児となってしまった子供達の心のケアをするため、また実際に引き取り育てる、と名をあげたお寺さんも多かったと聞きます。(例:薬師寺)

最近では、若い僧侶の中には、医師や介護士という資格を持つ方や、逆に医療関係者の中に、こういった精神の修行を求め実践されてる方が、増えてきている、と両方の分野の方達から実際に話を聞きました。

『心だけでもダメなんです』
『医学だけではダメなんです』
そう仰られていました。

また陰陽師で有名な安倍晴明
彼について書かれた本には、植物が多く登場します。
彼の庭には、四季折々に沢山の植物が生い茂り、それは全て安倍晴明の意識が働いていた、と書かれています。

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漫画などでも、よく晴明は植物によるまじないをしています。
あの式神も、花の精であったとか。
また、晴明の母の名前も『葛の葉』といい、山の中での植物での傷の介抱を得意としていたとか。

言い出すとキリがないのですが…(ただたんに私がオタクなだけかもしれませんが…)晴明は月の満ち欠けを軸に考え、天文学者でもありました。
彼の陰陽のお話も、かなり面白いです。

僧侶や晴明から色々情報を合わせてると、面白いな〜と感じることが沢山あります!

では、実際に植物の例を挙げていきたいと思います!

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榊 さかき
神仏両方の儀式でもよく見られます。
この葉を口にくわえて、息が神仏の像などにかからないように、と浄化のため配慮される場合もあります。

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柊 ひいらぎ
一見クリスマスを思わず葉っぱ!
花の香りはジャスミンに似ています。
こちらは魔除けの意味でよく使われます。

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セージ
空間、人、心…全ての浄化。
また瞑想前に、葉に一旦火をつけ消し、煙を出す方法はよく知られています。

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(左)塗香 ずこう(右)丁子 
お堂や神殿に入る前に、体に擦り込んだり、口に付けたりし、心身を清めるためのお香。シナモン、クローブ、白檀など香木が調合されています(塗油、もあり西洋でいう聖油と同じ)

丁子は、クローブ
こちらは、よく痛み止めとして、歯痛の時に精油を塗ると2時間ほど麻酔になる、で知られています。
塗香と共に常備されており、体を清めるために、こちらは1粒を奥歯などで噛み締め、飲み込みます。

榊の葉と丁子の浄化目的の組み合わせも、よくお寺で見かけます。

他にも、殺菌作用が高い柿の葉、護摩などで燃やされるヒバやシキビも、神聖な植物として常備され、浄化のハーブが主に境内で栽培されているのを、よく見かけます。

また、駆け込み寺!じゃないけど、何かとお寺さんに行って、僧侶の方とお話する機会がある際、菩提樹/リンデンのお茶を出して頂く事が多い、と(自分調べw)データを出しました。

菩提樹の木、別名 ブッダの木と呼ばれ、お釈迦様がこの木の元で悟りを開いた、と伝えられています。

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食養でも、寝る前はリンデンのお茶、と教えられ、あのジーン…と体が温まる感じと、ギスギス尖っていた神経が鎮められる感覚を思い出しました。

不安や悩みや心配や恐れ、苦しみ、悲しみなどを抱えている時、想像以上に神経は敏感になっています。そんなトゲを少しずつ和らげるために、(僧侶や神主さんだけではありませんが)話を聞いてもらって、知恵を頂きながら、リンデンのお茶も脇役的なサポートをしてくれてるんですね^ ^

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また、寺社仏閣の静寂な環境と、薄暗さの中に揺らめく蝋燭。
こういった環境も、癒しの大切な要素です。

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懐かしさや、何だか我に戻れるような馴染み深い、落ち着く香り、御線香。

精油の勉強をしていると、本当に沢山の香りを香る機会がありますが、古来の日本から伝わる、ヒノキや柚子やフジバカマ(光源氏の香り)、サンダルウッド(白檀)、クローブ(丁子)、またシナモンなど、ウッディでスパイシーな香りと、平安貴族の着物を思わすような高貴な香りに、やはり親近感を感じ、自然と気持ちが安らぎます。

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自分が落ち着くと感じる香りを焚いて、メディテーションを習慣化することも、1つの治癒法ではないでしょうか?^ ^

自分と向き合うこと。

それは、体調や身体の状態を気にしてあげるのはもちろん。
そこに、心に氣を向けてあげる事ができると、更に私達の健康は良い方向に向かっていくと信じます。

自分だけでなく、例えば、大切な人が闘病していたり、心に大きな穴が空いたまま沈んでる時、その人のために祈り、想う力というのは、医学の常識をも覆す奇跡を生み出す例は、実際数えきれないほど起こっています。

魂 心 体
全ては繋がっているから^ ^

信じる気持ち、誰かを想う心、つまり祈りは、何よりも生きる力になる…!

その生きる力を更にパワーアップするために…自然(植物)はいつも私達のすぐ側に寄り添ってくれています✨