「わたし歳とらないことに決めてますから」
〜あらすじ〜
8年末に亡くなった夫の両親が尾道から上京。東京に暮らす実の息子(町医者)や娘(美容師)が忙しそうに両親の対応をする中で義理の娘である紀子が会社を休んで、東京観光に連れていく…。
美徳とされる『昭和の嫁』像なのね。
原節子さん美しい…✨
と、ぼんやり観てました。
「狭いところですが」と一人暮らしのアパートに来た義父には、お隣さんからお酒と徳利を借りて、もてなす。義母が紀子の部屋に泊まった日の夜は、肩を揉んであげる。まあ優しい。
義母はそんな紀子のもてなしを嬉しく思いながらも、貴女は若いんだからお嫁に行っていいのよ。気兼ねしなくていいのよと声をかけます。
しかし紀子は、
「わたし、この方が楽ですの」
今は若くていいかも知れないが、歳をとったらさみしくなるよと言われ、
「わたし、歳をとらないことに決めてますから」
えぇっ!
自分で決めちゃうの?
決めてたの?
ひゃー!カッコよすぎます‼︎
1953年制作。
そうなんです。紀子、昭和の嫁の鏡とか関係なく、カッコいいんです。
会社を休むことも、となりんちの旦那の酒を借りるのも、義母に肩を揉んであげるのも、葬儀のあとに尾道にのこっていたのも、きっと彼女はそうしたかったからなんだと。
自由さと強さが混在する美しさ。
私たちはこれから経験したことのない超高齢化社会に突入していきます。
1953年の映画は全く古くなんてありませんでした(そう思ったシーンは他にもあったけど、脱線が過ぎるので割愛ね)。
そしてこれからは自分で歳をとらないと決めた人が本当に歳をとらないことになる気がしています。そして美しく生きる。
そんな美しい人たちが1人でも増えれば超高齢化社会の実態は変わってくるはずです。
フィトテラピーはその要になる存在になると思っています。
2015年、まだよちよち歩きのフィトテラピストたちではじめたブログですが、読んでくださったみなさま、インタビューにご協力くださった森田先生はじめ、伊集院先生、スクールのみなさまに感謝いたします。
また来年にお逢いしましょう〜。
よいお年を!
Masami🌱