les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

今から風邪・花粉症対策です。<前編: ビーポーレン>

免疫力の強化 と 体質の改善

私が、通年を通して、M.p.c.Tのフィトテラピー実践講座で、お伝えしていることは、「免疫力の強化」と「アレルギーに対する体質の改善」です。
そろそろ季節は夏から秋へ、移り変わろうとしています。今から、秋や冬場のお支度をしていきたいものです。ということで、今回は少し長めに書かせていただきましたので、本日はまず前編を。忙しくて面倒なことはなかなかできないという方でも大丈夫! 簡単に実践できるコトをご紹介しますので、ぜひ、生活に取り入れてみてくださいね。


◇前編: ひとつ目「ビーポーレン」
◇後編: ふたつ目「にんにく」


「ビーポーレン」(花粉玉)

ビーポーレンてなーに?という方もいらっしゃいますよね。日本語では『花粉玉』や『ミツバチ花粉』『ミツバチ花粉団子』と呼ばれ、あまり知られていないのが現状ではないでしょうか?ビー= ハチ  ポーレン=花粉 ミツバチがせっせせっせとあつめた 花粉のお団子のことです。最近は、スーパーフードのひとつとして売られているのを見かけます。

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ハチが花粉を運んでいきます。

 

6月の植物療法を学ぶ旅では、品質に優れたたくさんのものを買ってきましたが、
フランス・プロバンス・サレルヌという町のマーケットで「ビーポーレン」も、しっかり買ってきました^^  さすが、プロバンスのマーケット、日本のマーケットでは見られないものが本当にたくさんありました。ビーポーレンも「生」の稀少なタイプが! 通常は、しっかり乾燥をさせるのだそうですが、これは、しっとり。花の蜜のあまーい味がします。ぱらぱらっと、そのままサラダのトッピングにもいいので簡単・便利です。花粉だから、多少粉っぽい舌触り。これがが苦手な方は、ドレッシングに混ぜたり、スムージーに入れるといいかもしれません。

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マーケットの蜂蜜やさんの最前列に! 瓶入りは、しっかりと乾燥させたタイプ。

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買ってきましたよ。生タイプ !  パックに通気の穴が開いています。

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粒つぶは、いろんな色。プロバンスの野生の花々の花粉の証明。

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Salernes ・サレルヌ」の場所です。ニース空港まで1時間半ぐらいだったでしょうか?

 

もーそれはそれは、栄養源の宝庫で、非常に高い抗酸化作用があることがわかっています。この抗酸化作用は、ビーポーレンに含まれる「天然ビオフラボノイド」がもつ特質。ビオフラボノイドはガンや老化の原因を作ると言われる、“遊離基”(※)と闘う強力な抗酸化物質なのだそうです。

(※)遊離基って・・?

 反応性の高い化学物質で、しばしば酸素含み分子分裂して不対電子をもつ産物が生じるとき(酸化呼ばれる過程)に発生する。フリーラジカルは、dna脂質といった重要な細胞分子や、細胞の他の部分損傷することがある

 

解明されている解剖生理学は理解も解説も何とも難しいが、、
人間の「これ食べたい!」の野性的な勘や、地産地消の食物は、その土地に暮らす人たちの生活習慣や体質に適合したの貴重な栄養供給源であることは間違いありません。野生の勘がにぶらないように、私たちは、まずは、できるだけその土地のものをいただくこと、極力添加物を摂取しないこと、そして、腸内環境を整えて、添加物の蓄積を許さないことが重要です。食習慣を見直し、身体に良さそうなことをひとつずつ実践していけるといいですね。

ビーポーレンは、抗酸化作用のある野菜に比べ、8倍の抗酸化力を持つことが証明されているそうです。なんともすばらしい自然のめぐみです。

日本では、プロポリスやローヤルゼリー、ハチミツなどは一般的に健康食やサプリメントとして知られていますね。これら全てに共通しているのが、ミツバチを介して作る出された天然の物質であるということです。非常に優れた栄養価と、多くの効果・効能を与えてくれるミツバチ達と植物に感謝。自然の恵みに感謝して頂きたいものです。

ビーポーレンは、いつもの食事に簡単に加えられますからぜひ取り入れてみてくださいね。

 

<含まれる栄養成分>

・花粉には、16種類のビタミン、16種類のミネラル、葉酸、18種類の酵素、20種類のアミノ酸、(必須アミノ酸8種を含む)など、96種の天然の栄養成分を含んでいます。

 ・体中に酸素を行き渡らせる鉄分や筋肉を作るタンパク質、さらに2種のビタミンB(チアミンリボフラビン)を豊富に含んでいます。

・ ビーポーレンに含まれているビタミンAはベータカロチンです。ご存知のように健康維持に役立ち、効率的にビタミンAに変化するため過剰摂取の問題がありません。

・ ビーポーレンには、22種類もの天然のアミノ酸が含まれています。ローヤルゼリーの原料もほとんど花粉からなっています。

 

<期待される効果>

免疫機能アップ
体重の安定化
アレルギーへの抵抗力の増進
アレルギー性疾患の緩和
体力増進
整腸作用
ストレスや不安症の解消
増血作用
肝機能のアップ
更年期障害
精力増強

とあります。WEB情報の受け売りでは申し訳ないので、私自身もじっくりと検証をしていくつもりです。
私は、重度の貧血症のため、「造血作用」の効果は、実感できるかしれません。
そして、日頃からとてもお世話になっているDr.もおっしゃっていましたが、花粉症の予防にも効果が期待できそうです。
花粉をもって花粉を制す。

いざ 実践です!!


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 今日はここまでです。

後編:「にんにく」は、9月13日アップの予定です。


最後に、9月のフィトテラピー実践講座・美と健康セミナーのご案内です。
今月は、フィールドワークを予定しております。
テーマは、フィトテラピー秋のお支度編と出して、医食同源・薬食同源 のお話しをさせていただきます。
今月は、フィールドワークをお約束していましたので、韓国薬膳鍋「タッカンマリ」をいただきに参ろうと思います。
ご参加ご希望の方は、ご連絡をお待ちしています。
ご案内→coming soon.


追伸:
8月のブログでは、サーカディンリズムについて書かせていただきました。
そのリズムを整えるために、早寝早起が、夏休み期間中の宿題としてお約束しましたね。
オリンピックがありましたので、夜更かししてしまった日もありましたが、比較的、できたように思います。
そして、その効果が実感できたのは、夏休み明けの2週め。
規則正しい一週間を過ごし、、そして仕事がスタートしての1週間目。元気全快で仕事がはかどりました。
が、しかし、その週は、またいつものパターンに引っ張られました。その結果、サーカディアンリズムの乱れをその翌週に、実感。
ずーっと、海外旅行の帰国時の時差ぼけのような状態になってしまいました。
結果としては、よからぬ実感までしてしまいしましたが、反省とともに、睡眠がいかに日中の活動を支えているかが顕著にわかる結果となりました。
引き続き、睡眠時間の長さ、質について、課題解決に取り組んでまいります。
秋の夜長を鳴き通す 虫の声♪をお共に夜更かしせぬように・・・。