SpiceなX'mas
12月といえばクリスマス!
季節ごとのイベントが大好きなわたしは、この時期は何かにつけて
「クリスマスだから~」と言っては、いつもより(余計な)行動をする性質です。
わたし的にはこの時期、クッキー作りはマストに近いもの☆
可愛い人形やツリー型、お家を作ったりするのは、やっぱり!
「ジンジャーブレッド(クッキー)」ですよね~♪
...とはいえ、日本ではあまり馴染みがなかったこのクッキー。
スタ―バックスに「ジンジャーブレッドラテ」なる飲み物が出てきて以来、少しは知名度が上がったかな?と勝手に喜んでいるわたしですが…^^
さてさて、ではどうして今の時期にこのようなジンジャー入りクッキーや、スパイスがたっぷり入ったホットワインを飲んだりするのでしょうか?
それは、クリスマス=キリストのお誕生日のお祭り!
寒い時期に風邪や病気をしないよう、無病息災を願って、そのお祭りでスパイシーなものを食べたり飲んだりしよう!というのが始まり☆
あと、スパイスが放つその強い香りから、魔除けの意味もあったようです。
そんなわけで今日のブログはフィトドリンクから見たクリスマス!
スパイスココアです☆
入れたのはジンジャー、シナモン、クローブの3つ。
こんなの「ココアに入れるの!?」と思っちゃうかもしれませんが…それが甘みとマッチしてなんとも美味しいんですよ~!
「塩キャラメル」が世の中に出てきた時は、「塩と甘いお菓子とな!!??(驚&疑)」と思われたでしょう?それと同じ類です、これは 笑
塩キャラメル同様、好き嫌いはあるとは思いますが、意外な相性の良さをご体感頂ければと思います(*^-^*)
【材料】カップ2杯分
・ココア・・・テーブルスプーン3~4杯
・お水・・・150~200cc
・牛乳 or 調整豆乳…150~200cc
・はちみつ・・・お好きなだけ(目安はテーブルスプーン3杯~5杯くらい)
・しょうが・・・1かけ(すりおろす or パウダーなら小さじ1/2程度)
・シナモン・・・2、3つまみ or スティック状のもの1、2本
・クローブ・・・3個
【作り方】
1.お鍋にお水、クローブ、そしてシナモンがスティックやブロック状なら入れ、火にかけて沸騰させ、少し煮出します。
2.ココアを入れ、しっかり溶かします。
3.牛乳 or 調整豆乳を入れ、少し温まってきたらはちみつを入れます。*1
4.鍋肌にプツプツと泡ができ始めたら、しょうが、シナモンがパウダーならここでお鍋にいれ、沸騰する前にココアをカップに注ぎ、完成!*2
▲しょうがが生なら、なるべく直前にすりおろして入れてください。その方が効能が高いんですよ~!
そんなスパイスココア。
せっかくなので、ココアと各スパイスの効能もうんちく的に少しご紹介( *´艸`)
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☆ココア☆
ココアと言えばチョコみたいな感じで、カラダに悪いんじゃ?と思いがち!
それはチョコに入ってる砂糖の種類、酸化した油分が問題の場合が多く、種類にもよりますが、カラダにいいとは決して言い難いですよね…( ;∀;)
しかし、純粋なココアはその余計なものが入る前のもの。つまりカカオ・ポリフェノールがたっぷり!最近では「カカオニブ」と呼ばれるスーパーフードも流行ってるくらい、そのポリフェノールの抗酸化力には注目されています。
☆ジンジャー☆
日本語名:生姜
日本人にはとっても馴染みが深く、「薬味」として認識されてる方も多いのでは?^^
生姜は体を温め、発汗や健胃(胃を丈夫にする)効果に優れ、フィトテラピー的にもハーブと精油を使い分けたり、漢方では生のもの(生姜=ショウキョウ)、乾燥させたもの(乾姜=カンキョウ)と区別して使われるほど、とっても奥が深いもの。
ジンジャーブレッドの由来は、イギリスのヘンリー8世時代にペストが蔓延し、それを予防するのに生姜がよいとされ、食べやすいようにクッキーに練り込んだものが始まりだそうです☆
☆シナモン☆
日本語名:肉桂(にっけい)、ニッキ
「シナモン」と聞くとなんだかおしゃれなイメージで、シナモンロールやカプチーノ!と思われる方もいると思いますが…
日本は「ニッキ」として、古くからお料理やお菓子にも多用されてきました。
私が一番馴染みが深いのはなんといっても京都の銘菓「生八つ橋」。昔、お墓参りに行っては買ってもらい、いかに妹より多く食べられるか必死でした 笑
フィトテラピーでは精油を使いますし、漢方でも「桂皮(けいひ)」と呼ばれ、「葛根湯(かっこんとう)」に入っている7つの生薬の1つです。
また、寒い時期にシナモンを入れたお菓子やパンが多いのは、カラダをあたためるのはもちろん!防腐効果があり、日持ちさせるのも目的のようです。シナモンは、かつてミイラの防腐剤として使われていたくらいですので…効果は折り紙付きでしょう~^^
☆クローブ☆
日本語名:丁字(ちょうじ)
形を初めて見られた方も多いかもしれませんが、強力な殺菌・消臭効果を持つこれは、カレーやお肉料理、それにチャイなどにも味、効能共に大活躍♪
フィトテラピーでは精油、そのスパイシーな香りが柑橘系やローズマリーとの相性がよく、気分を持ち上げたい時などの芳香浴によいんです☆
漢方でももちろん使用し、特に歯が痛い時、自律神経失調症にも効果があるとの事。
また日本では、古来よりチョンマゲを結うためのビンツケ油や、匂い袋の香りづけに使われていたので、存在は知らずとも日本人には近しい香り、スパイスの1つと言えそうですね~^^
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そんなこんなで…
「へぇ~」「ほぅ~」、ならば同じココアでも、せっかくなら何かカラダによいものを一緒に摂ってみようじゃないか!と思ってもらえたなら嬉しいのですが!(^O^)/
この濃厚でほんのり甘くて、スパイシーなココアを飲みつつ…
クリスマスを待つフィトドリンク部、ユリでした!