les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

日向夏☀️

この間日向夏のタルトを見付けました!
買って帰り早速食べてみると、皮内側の白い部分がフワッとして、爽やかな果肉の味と香りは後引く美味しさでした。
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そして数日後、お裾分けとして我が家にやって来た日向夏‼︎
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旬を余す所なく味わいたくて、日向夏について少し調べてみる事にしました😊

3〜4月が露地物の旬☀️
ハウス物は年末頃から出回り始め、3月には露地物も出荷されます。
旬はハウス物が1〜2月、露地物は3〜4月となります。

爽やか&甘いアロマはゆず由来☀️
ミカン科ミカン属に属しますが、1820年に宮崎市の真方安太郎氏の庭で発見された「ゆずの突然変異種」と考えられています。その後宮崎県の特産品となりました。今では各地で栽培されるようになり、「ニューサマーオレンジ」、「土佐小夏」や「小夏みかん」などの名称で市場に出回っています。
最近では種無し品種も作られています。
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栄養素一杯のじょうのう☀️
「じょうのう」とは小袋(コブクロ)とも呼ばれ、漢字では「瓤嚢」と書きます。みかんの房の袋部分を言い、中には果汁のつぶつぶが入った「砂じょう(さじょう)」があります。
じょうのうにはペクチンやヘスペリジン、食物繊維と言った栄養素が含まれている為、出来るだけ果肉と一緒に食べる事をおすすめします。
 
疲労回復、血液サラサラと整腸作用☀️
クエン酸を含んでおり、体内の酸性物質を減少させる効果や、疲労回復と血を綺麗にする働きがあります。
また、じょうのうのペクチンの整腸作用により、便秘やお腹を壊しているときに効果があると言われています。

ほんのり甘い白いフワフワ☀️
日向夏は皮の内側の白い部分も食べられる珍しい品種です。果実と一緒に食べると味のバランスが良くなります。
この白い部分(アルベド)は、苦味も無くほんのり甘いと言われています。

まずは皮むき☀️
では、日向夏を剥いてみましょう!
①リンゴを剥くようにナイフで皮をむきます。この際、皮の下にある白い部分を残すようにむいて下さい。
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②真ん中にある芯を避けるようにスライスします。
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※もっと薄くスライスした方が食べ易かったかもしれません…反省…

食べてみよう☀️
白いワタも付いた状態で薄くスライスし、先ずはそのままいただいてみました。その後はヨーグルトと一緒に。
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アボカドやパクチーと共にサラダにしてみました。因みに宮崎ではレタス巻きの具に用いらているそうです。
ちらし寿司などに入れても爽やかな風味が加わり美味しそうですね!
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飲んでみよう☀️
果汁はとても爽やかな香りがし、ドレッシングや、料理の仕上げに使うのもgoodです。そのままジュースとして飲んだり、カクテル、シャーベットやゼリーなどのデザートにも使えます。
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皮を捨てるのもったいない☀️
皮ごとマーマレードも素敵ですが、今回はピールチョコに挑戦してみました!
皮のワタ部分を薄くそいで厚みを揃え、沸騰したら茹でこぼしを何度か繰り返しアクを抜き、シロップで煮詰め乾燥させます。チョコレートでコーティングして出来上がり。ほのかな苦味と爽やかな香りがチョコレートと混ざりあいます。
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ハーブと一緒にデトックスウォーターにしても。
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四季を持つ日本に、そして旬の恵み、日向夏に心から感謝です❤️

良い季節になって来ました😊
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みかん辞典
参照