les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

虫除けだけでない、シトロネラの魅力。

cottonsnowです。

すーっかり、過去のことになってしまいましたが、この夏のはじめ、インドネシア大使館で行われたシトロネラのセミナーに行ってきました!

 

大使館の中に入れるなんてなかなかないので、写真とともにひと夏の思い出を綴ってみようと思います。

 

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こちらが、会場にディスプレイされたシトロネラ。

 

シトロネラ精油は、タイ料理に出てくるレモングラスに似たような、少し柑橘寄りだけどどこかエキゾチックな香りがするのですが、実物を見ると、イネ科だなぁ、と実感。今の季節で言うとススキに似た、すーっと細長い葉が特徴ですね。切れ味鋭そう。

 

 

当日は、生産現場インドネシアへ行って見てこられたアロマセラピストさんが、シトロネラの精油の特徴とともにレポートをしてくださいました。

 

シトロネラの芳香成分は、群を抜いて虫の忌避作用(虫からみれば、嫌いな香り)が多いのだそうです。やはり、蚊の飛ぶ時期に虫除けとして頼りになる精油、ということがわかりました。

 

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大使館の中には遺跡の模型も飾られていました。お寺や仏像が好きなので興味津々。現地で実際に観たら感動するんだろうなぁ。

 

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ディナーつきのセミナーなので、食事にもわくわく。

 

上の写真は、レモングラスを使ったドリンク。ライムがさわやかで、太いレモングラスがどんと入ってます。ジントニックとノンアルコールカクテルの両方用意されていました。飲みやすくて夏にぴったり。

 

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魚やお肉の料理は、スパイスたっぷりですが、ココナッツミルクが使われていて、辛い中にマイルドさが加わり、とてもおいしかったです。右のお肉は持ち手がレモングラス。見た目にも楽しいです。

 

インドネシアの舞踊や音楽も存分に楽しんだあと、シトロネラ精油ブレンド術についての講義が。

 

ここで貴重だったのは、シトロネラの香りの主成分である「ゲラニオール」と「シトロネラール」を単体で抽出したものをムエット(香水売り場などでよく使われる、試験紙みたいな細長い紙)で回していただき、嗅ぎ分けたこと!

 

精油には、いろんな成分が含まれていて、なかなか単体の成分の香りを嗅ぐということはないのですが、特別、機械などで抽出してくださいました。

 

ラニオールは、たしかに嗅いでいるとゼラニウムやローズのような花の香り。シトロネラールは、最初はなんといってよいか、その名が成分名についている通り、シトロネラ独特の香りでしたが、甘い感じに徐々に変化していきました。

 

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アロマブレンダーの先生が、ふた通りのシトロネラ・ブレンドを考えてきてくださって、普段から大好きなジャスミンネロリブレンドととても迷ったけれど、今回は珍しく、よりエキゾチックなプルメリア・ラベンダーのブレンドを選びました。

 

甘くなりがちなプルメリアの香りが、シトロネラの独特の香りと出会うことによって、どちらもトゥーマッチにならずに夏らしくなるというマジック☆

 

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できあがったオイル。エキゾチックでセクシーだけど、どこか爽やか。この夏のバスタイムはこちらにお世話になりました!

 

シトロネラというと、虫除け、というイメージがどうしてもありますが、それだけではない香りの魅力があるということに気づかされました。そして、インドネシアにも行ってみたくなりました!異国情緒たっぷりの大使館セミナー、春のローズに続いて2度目ですが、すっかりハマりそうです☆