les feuilles

ルボア卒業生AMPP認定マスター/メディカル・フィトテラピストによるフィトテラピーな毎日

きらきらを見つける旅。

お久しぶりです。cottonsnowです。

 

いきなり冬のような寒さになっていますが、体調を崩されていませんか?

 

かくいう私も、去年のいまごろは帯状疱疹後神経痛で苦しんでいたので、今年は用心深く笑、夏終わりくらいから無理せず過ごしておりました。冷えてきて、風が冷たい日などはすこーしピリピリするので、身体を休めるようにしてます。


そんなこんなで、ちょっと長文が書けずにいましたが、やっぱりブログ、書こう!と思ったので、最近感じていることを近況報告がてら綴ってみますね。

 

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 (雨続きで、晴れた空が恋しい!思いっきり洗濯物干したい!笑)

 

ここのところずっと、自分のやってきたことの棚卸しをする作業に取り組んでいます。

 

去年、長年勤めてきた業界を卒業して、さあこれからフィトテラピストとしてやって行こうか、という矢先に、上に書いたとおり病気になり、思うようにならない身体に振り回されてきました。

 

なかなか調子が上向きにならず、ジリジリしたこともありましたが、いまは、この時間はギフトだなぁと思えるようになりました。

 

いままでと全く違う生活、そしてこれから本格的に仕事をしていくには、自分について見直す準備期間がどうしても必要だった。でも、病気にならなかったら、勢いで突っ走っていて、自分のやってきたことを思い出したり、これからの方向性をじっくり考えることはなかっただろうなぁ、って。

 

神経痛という、経験したことのない痛みを持つことになったのも、痛みのわかるセラピストになるのに必要なことだったかもしれないな、なんて思ったりしています。

 

そんな日々の中で、出会った絵本があります。

 

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『きらきら』というタイトルの本です。書店で平積みになっていて、この表紙に惹かれて手に取ってみました。

 

女性の精神科医さんが書いた物語に、魅力あふれるイラストレーターさんの絵。ストーリーは、読んでみていただきたいので詳しく書きませんが、帯に書かれた「人生とは、きらきらをさがす旅」という言葉が、だいじなテーマになっています。

 

似たようなことを、私はフィトテラピーを学ぶ中でも何度か聞いてきました。

 

ルボア・フィトテラピースクールの授業で、産婦人科医の小杉好紀先生がおっしゃった「『わぁ素敵!』という感動が、身体を治すのに大事」という言葉。 

 

今年夏、「未来患者学」というイベントでお会いしたホリスティック医療の第一人者・帯津良一先生の「病気を治すには、第一に大切なのが心のときめき」という言葉。

 

生命について研究している生物学者・福岡ハカセこと福岡伸一先生と作家・阿川佐和子さんとの対談本『センス・オブ・ワンダーを探して』でも、

子どもの頃に出会った「センス・オブ・ワンダー」=「すごい!」「きれい!」「不思議⁉︎」「どうして⁉︎」が、その人の人生をずっと支えるのだ、ということが語られています。

 

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 (ぼろぼろになっても持ち歩いて読んでる☆)

 

「きらきら」

「わぁ素敵!」

「心のときめき」

センス・オブ・ワンダー…、

表現は違えど、また健康であるなしにかかわらず、人が幸せに生きていくうえで、とても大切なことだと私は思います。

 

先日、ちょっとしたワークで、好きなこと、自分の中で大切にしてきたことを思いつくままにノートに書き出してみました。

 

書いたものをながめていると、もうすでに自分は「きらきら」を充分持っているじゃないか!ってことに気づかされます。

 

「人生とは、きらきらをさがす旅」。

それは、どこかへさがしに行く旅もあれば、ささやかでも自分の中にあるきらきらを見つけて輝かせる旅でもあるんじゃないか。そう思うと、じわじわと身体の中から温かいものが湧いてくるのです。

 

そして、セラピストは、人が気づかずに持っているきらきらを、一緒に見つけ出すお手伝いをする仕事なのかも、なんてぼんやり考えてます。

 

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だんだん夜の時間が長くなる、秋から冬。ときには心を静かにして、自分の中のきらきらは何かな、と振り返る時間を作るのもいいかもしれませんね☆

 

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みなさんが大切にしている、「きらきら」は何ですか?

 

 

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飲む天然輸血・奇跡の野菜「ビーツ」

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貴重な国産の生のビーツ 断面は真っ赤。繊維もはっきりとわかりますね

雨模様でしたが、ファーマーズマーケットへ参りました。季節はいつしか実りの秋に。たくさんのくだものやお野菜がマーケットをにぎわせています。色味もあざやかで、その場にいるだけで、わくわくします。

いつもお味噌と黒にんにくを買わせていただいているファームさんのテントへとまっしぐら。先週は「二年天然熟成二倍糀玄米味噌」をタッチの差で買えず・・またこれもマーケットの醍醐味なのですが、いたく残念。。若干まだあるとのことなので、出直したわけです。おかげさまで、無事に買えました^^

そして、その他リサーチを。今回のお目当ては、「ゆず」。自然栽培のものがあるかなぁと、まるで花から花へと飛び回る蜂のように、テントからテントへ(笑)
少しまだ季節が早いようです。11月の末ごろとのこと。今から楽しみです。りんごやぶどう、栗やさつまいもは、真っ盛り!! ビタミンカラーに見ているだけで元気をもらいました。

そうそう、今日は、「ビーツ」のお話しでした。
フィトケミカルたっぷりで、貧血予防、免疫アップやアンチエイジングに、役に立ってくれる優秀なお野菜のお話しです。

春からご縁を繋げていただき、「酵素」を教えていただいております。丁寧なフォローをしていただき先日「秋の酵素」を仕込みました。
送っていただいた素材は、普通では手に入らないものばかり。しかも、採れたてのものをすぐクール便で送ってくださいました。貴重な最高の素材と真剣に向き合う時間は、とても楽しい時間でした。加えて素材のひとつとして「国産のビーツ」をお取り寄せしました。せっかくなので、週末に料理をしようと考え、多めに送っていただきました。

酵素の材料の一部です。
かぼちゃの上にあるのが、ビーツ。こちらは、特大1.3Kgもありました!!

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疲れが溜まって、身体が冷えてどうにもならないなぁと言う時には、外でお食事をいただく際に、ビーツのスープコールドプレスジュースなどをいただいきます。

◆先日うかがったレストランで

   食前酒ならぬ食前コールドプレスジュース3種。使っているお野菜も見せてくださり、どんなに貴重なものなのかと理解しながら有難くいただく。もうこれは、前菜のひとつですね。

(低GI値で、血糖値が上がらない工夫かなと思う。)

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左の赤いジュースにビーツが入っています。ビーツ+青い温州みかん+葡萄だったかと。
とても飲みやすかったです。

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手前がビーツ (こちらは中ぐらいの大きさです。)


日常的には、そのまま使える水煮を使って、サラダに入れたりと、ビーツは、私の生活の中でスーパーフードとして大活躍しています。今回は、貴重なフレツシュのビーツですから、そうだ、ボルシチをつくってみよう!! と。


とても簡単なのに、これが、ほんとうに体感がすごいのです。いただいた後、身体が、ぽっぽっ して、それが、持続するのですよね。煮込んだ翌朝にもいただいてから出かけましたら、慢性の低血圧症、貧血症のこの私が、朝から快調でした。調子に乗って、二日続けて、ランチにも持参しています。ヨーグルトをトッピングしていただけば、さわやかで、本当に美味しい。
残りは、いつでも使えるように、水煮で瓶詰にして保存食にしておこうと思います。
生はちょっと土臭いので、火を入れて。熱でも壊れにくい栄養素をしっかりとれますからから、生のビーツが手に入らなくても、水煮でつくればOKです。

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最近、気に入ってかよっている、「フランツ&エヴァンスには、ビーツがたっぷりと使われているサラダが必ずあります。

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franzeevans.jp
ロンドンの人気店が東京に進出したお店ですが、そう!! イギリスでは、ビーツがよく食されているのだそうです。イギリスのスーパーでは、収穫時期が過ぎても一年中たべられるように、水煮や酢漬けが売られていると聞きます。イギリスは、夏も短く、日照時間も短く寒いという印象がありますが、ビーツの栄養素は、国民的なスーパーフードなのかもしれませんね。

ビーツの味は、土臭さのある甘みが特徴です。茹でるとその臭さが抜けて食感は大根のよう。食物繊維もたっぷりです。スープでいただけばその甘み(天然のオリゴ糖)・旨みが溶け込んだそのままをいただくことができますね。
その他、蒸したり焼いたり、生食のサラダやジュース、酢漬や塩漬があります。また、サラダやピクルスなど料理に彩りを加えたいといった時にも活躍してくれます。
本当に天然石のようなきれいな赤ですから。

 

ビタミン、ミネラル、葉酸カリウム、一酸化窒素 豊富な栄養素。
ビーツの栄養と効能 (良好倶楽部のサイトより要約)
なにやら難しい固有名詞もありますが、とにかくフィトケミカルがたっぷりです!!

さて、では、軽く栄養価について触れてみます。
出典: http://dietsoul.jp/beetroot/
1.カリウムが豊富に含まれる - むくみの解消、高血圧を予防する効能
2.ナトリウムも豊富 - 神経機能を正常にする
3.カルシウムと深く関わるマグネシウム - 骨粗鬆症の予防、イライラの解消
4.ナイアシン、またの名をビタミンB3!- 二日酔いに効く
5.ビタミンB群のひとつパントテン酸 - 動脈硬化に効能
6.赤い色素ベタシアニン - ガンの予防、老化防止
7.甘味や旨みの成分ベタイン - 肝硬変や脂肪肝の予防

カリウムには余分なナトリウムを排出する働きがあるミネラルです。ミネラルは細胞機能の維持には欠かせない栄養で、筋肉や神経を正常に保つ働きがあります。
ビーツ(生)の100gあたりに含まれるカリウム含有量は460mgで、野菜でも豊富な含有量を誇ります。ほうれん草には劣りますが、
かぶやトマト、レタスよりも豊富にカリウムが含まれているそうです。

◆ビーツにはマグネシウムの栄養が多く含まれています。
マグネシウムにはカルシウムとともに歯や骨を形成する働きがあり、骨粗鬆症の予防に効能があります。また、カルシウムとともに神経を安定させることで、イライラの解消にも効果的です。(Mgは、ビーツ、アーモンド、落花生、玄米に多い)

ナイアシン(VB3)は熱に強い栄養ですが、水溶性という弱点があるので、スープまでしっかり飲めるような調理方法に適しています。ボルシチはGood♪
また、ナイアシンにはアルコール成分を分解してくれる働きがあります。お酒を飲まれる方は、ナイアシンを積極的に摂取することをおすすめします。

パントテン酸はビタミンに分類される栄養素で、血液中の善玉コレステロールの合成を促す作用があります。

◆ベタシアニンというポリフェノールの一種が含まれています。ポリフェノールの中でも、とりわけ強い抗酸化作用を持っているベタシアニンは、癌の予防に効能があるそうです。また、体内の活性酸素を取り除く働きがあり、アンチエイジングの効果もあります。

◆ベタインというアミノ酸に分類される栄養成分を多く含みます。肝臓に脂肪が蓄積するのを防ぐ働き、肝臓の機能を高めてくれる作用があり、肝硬変や脂肪肝の予防に効能があります。肝臓は沈黙の臓器と言われますから、日頃から予防のためにぜひ。


<ボルシチの作り方>

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材料
①にんにく2かけ/赤味肉150g・・・にんにくをみじんぎりにし、オイルで香りを出し、赤味のお肉を入れて炒めます。 ※作り置きのアホエンオイルなら便利です
②じゃがいも(2ケ)/にんじん(1本)/キャベツ(1/4玉)/玉ねぎ(大1)・・・煮込んでも食べごたえがある大きさにカットします。
③水 1L ・・・①②を煮込みます。
④ビーツ 300g・・・短冊切りにしお鍋に投入
⑤ベジタブルの固形スープ 1リットル分・・・セロリはなくてもセロリのエキスが入っているものを使えばOK。
⑥塩/黒胡椒/エルブドプロバンス・・・仕上げに適量 
⑦ヨーグルト・・・トッピングに適量

厚手のお鍋で野菜が煮崩れない程度に、丁寧に煮込みましょう。
手順は、①→⑦ です。

寒くなって免疫力が低下すると感染症にかかりやすくなったり、毎日撃退すべき癌細胞を十分に撃退することができなくなります。
ビーツは、水にとけやすいビタミンが含まれていたり、熱に割と強い栄養成分が含まれていたりとスープものでいただくのにとても適しています。
すでにご存じの方も多いかと思いますが、ボルシチのような簡単レシピ&ささっと料理で、栄養素をうまく摂取して、健康の維持に活用したいものですね。

ご参考: 私が使っている固形スープはこちらです。1ケで500CC分。ナチュラルで、香味野菜の香りもいたしますので、とっても便利でおいしいです。Bioで比較的安心なものかと思います。10ケ入りですが、ずっしりと重い。小さな板チョコ程度の大きさです。

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<ピクルス>

ピクルスを作りました

少しの量なので保存を考えなくていいですから、お酢も薄めに 薄味です。
一晩経ってからいただけば、ピクルスというより、ちょっとしたスウィーツのようです。

~完成~

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わりと大きな瓶でも、いっぱいです。

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厚手のお鍋で作ります。クローブが良い香りです。

 

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優秀な保存食です。色もとってもきれいです。

作り方

(1)先ず ビーツの皮を薄く剥いて 3mmくらいの厚さに切り

(2) お鍋に下記の材料を合わせて一度沸騰して スライスしたビーツを入れて再び沸騰させます。 沸騰したら弱火にして蓋をし 13~15分 煮てビーツが軟らかくなったらできあがりです!

材料

◎ビーツ 正味 300g

◎お酢 (穀物酢又は米酢) 50cc 

white vinegar アップルビニガーを使う場合は量をやや増やす

◎砂糖 35g  

◎水 200cc  

◎海塩 小さじ1/3

クローブ 4粒 

お鍋はあまり大きくない方が、水分にビーツをひたひたで煮ることができます。念の為、瓶を煮沸消毒します。水分にしっかり浸かるように詰め、冷蔵庫保存。少し歯ごたえが残る程度の湯で加減でおいしいです。サラダのトッピングにすれば、塩分やハイカロリーのドレッシングも減らせます。


いよいよぐっと冷えて季節がかわりつつありますね。
体温の維持をこころがけ、免疫力を落とさないことが大切です。
わたしも、すでに、ホッカイロ生活です。

体温が1度上がれば免疫力は5~6倍に!「人間の身体は本来、体温36度5分以上で正常に働くようにできています。」

★体温が1度下がると、エネルギー代謝12%ダウン。

エネルギー代謝とは、食物から摂った栄養を、酵素などの働きで運動や体温維持のための力に変えること。この力が低下すると、老廃物の排出もうまくいかなくなります。痩せにくいことの原因でもあり、さまざまな病気の原因にもなります。

  

★体温が1度下がると、免疫を司る白血球の働きが30%以上もダウン。

同じく免疫に関わる腸の働きも低下します。また、ガン細胞は35度で最も増殖する性質があるとされています。そういったことから、低体温は、生活習慣病やアレルギー、うつ、ガンなど、さまざまな病気を引き起こすのだそうです。

 

★体温を1度上げると、免疫力は一時的に5~6倍アップ。

心臓や脾臓など産熱量の多い臓器には、ガンはできないのがその証拠。身体を温め、平熱を上げることが健康維持につながります。日本人の長寿の秘訣はお風呂につかる生活習慣があることだと私は思います。湯船につかって汗が出てくる頃には体温が1度上がっているそうです。この時、免疫力は一時的に5-6倍に。湯船につかるだけで10年後の免疫力に差が出てくるそうですよ。

あとは、季節のお野菜は、その季節に必要な機能があるものが多いですね。今は、季節感なく一年中売られている夏野菜も多く見かけますが、ともすると身体を冷やしてしまいます。旬のものを、身体を温めるお料理方法でいたきたいものです。
ということで、ビーツを使ってボルシチ、作ってみてくださいね。

 

風邪をひかないようにどうぞお元気ですごされてくださいね。

kimikimiでした。

~ご連絡~
さて、来週から2週間連続で、フィトテラピー実践講座スペシャルセミナーです。
今年も、石田佳奈子さんをお招きして、ラベンダーやローズのお話しをしていただきます。フィトキュイジーヌYukiさんもスウィーツを提供してくださる予定です。
フィトテラピーの輪が広がっていくことに心から感謝です。

 

 

 

tea hopping✨America②

きっかけは雑誌で見た紅茶特集!
その記事の中で気になったNYの紅茶店をめぐります😊

まずは前回blogでご紹介したブルックリンにある紅茶アトリエ、BELLOCQ。

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BELLOCQ TEA ATELIER
ベロック・ティー・アトリエ
ハイディ・ヨハンセン、スチュワート、マイケル・シャノン、スコット・スチュアートの3人が、それぞれの創造性溢れる自由な感性を持ち寄り、新しいお茶の文化を発信。伝統に敬意を払いながらも、新しい視点から創造されるブレンド・ティーは、3人の感覚的体験に触れながら、飲む人それぞれの感性に溶け込んでいきます。

ブザーを鳴らして扉を開けてもらうと…

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沢山のブレンド・ティーが並ぶアトリエがひろがります😊

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沢山あるブレンド・ティーの中から、友人が選んだのはNo.18 AFGHAN CHAI。
味わい深いインド産アッサムティーに、様々なスパイスが惜しげなくブレンドされ、鮮烈な色彩と香りはじけるお茶になりました。水とミルクで煮出して飲ものもおすすめです。
⚫︎原材料名: 紅茶(インド)、ジンジャー、カルダモン、クローブ、黒胡椒、八角、ひなげし、キンセンカ、天然香料
⚫︎淹れ方:
・蒸らす場合
95℃のお湯250mlに、ティースプーン1〜2杯を入れ蓋をして4〜6分蒸らす(抽出は2煎まで)。
・煮出す場合
250mlのお湯に、ティースプーン1〜2杯を入れ、3分沸かせた後、ミルクを注いで更に2分沸かす。茶漉しでこして、甘みを加えても美味しい。

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そして迷いながらも私が選んだのは、
No. 09 THE WHITE DUKE
中国産の最上級白茶(白蒙銀針茶)に、シチリアベルガモットを香りづけした、淡く繊細な全く新しいアールグレイになりました。
⚫︎原材料名: 白茶(中国)、コーンフラワー、天然香料
⚫︎淹れ方:
80℃のお湯250mlに、ティースプーン1〜2杯を入れ、蓋をして4〜6分蒸らす(抽出は2煎まで)。

コーンフラワー・ティー
主な有効成分は、アントシアニンクマリン、フラボノイド。

アントシアニンで眼精疲労改善✨
主成分であるアントシアニンは、目の働きを助け眼精疲労によいとされています。

フラボノイドの抗菌&抗炎症作用✨
フラボノイドには消臭作用がありクマリンには抗菌作用があるため口臭予防効果があります。また、フラボノイドには抗炎症作用もあるため口内炎の緩和にも役立ちます。

クマリンアンチエイジング
クマリンには抗酸化作用があるため、活性酸素の生成を妨げる働きがあります。また、むくみを改善する効果も期待できます。

 

そしてもう一軒は、HARNEY & SONS。デルタ航空ビジネスクラスでもサーブされているNY発の紅茶ブランド。

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ティーサロンも併設されたソーホーのお店には、壁一面に茶葉の缶が並びます。

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ユニークな組み合わせが自慢のブレンド・ティー。その中から、ホット・シナモン・スパイス・ティーを試飲させていただきました。

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ミディアムボディのブラックティーに3種類のシナモン、オレンジ、そしてスイートクローブがブレンドされたお店で一番人気の紅茶です。

※スイートクローブ
歯医者さんのハーブ✨
クローブには、強い鎮痛&抗菌効果があるため、頭痛や歯肉炎を鎮める働きがあるといわれています。歯科でも歯痛や局所麻酔などに利用されました。

オイゲノールでアンチエイジング
クローブに含まれるオイゲノールは抗酸化作用に優れ、老化を防止し動脈硬化を防ぎます。
その他にも、消化促進、胃腸作用や身体を温める働きがあります。

5分間じっくり蒸らしてから、いただきました。

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一口飲んで、その天然の甘みにビックリ‼︎

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可愛い缶で、お土産にもピッタリです。

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ペットボトルのアイスティーも美味しそうでした😊

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その他 にもロックフェラー・センター近くの紅茶やさんや、日本の一保堂など、NYのお茶の世界を堪能しました❤️

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Farm to table -Brooklyn-✨America①

アメリカに行ってきました😊
これから何回かに分けて、アメリカ旅行をblogで紹介したいと思います。第一回目は、今回はじめて訪れた街、Brooklynです。

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Local production for local consumption✨
地産地消」を大切にしているブルックリン。そんなBrooklyn madeを探して街を散策します。

 

まずはイーストリバーフェリーにてWILLIAMSBURGへ。

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FOODIE in Brooklyn✨
Farm to tableをコンセプトにしたレストランが多く、行きたいお店ばかりでしたが、私たちが選んだのはRaynard。
ブルックリンの食シーンの仕掛け人、アンドリュー・ターロウ氏が手がけたレストランです。古い紡績工場をリノベーションしたWythe Hotelの一階にあります。

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ポーランド移民が多く暮らす地区GREENPOINTに近いせいか、何処か北欧を感じさせるメニューもありました。

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新鮮な野菜の下は干し鱈とポテトのケーキ(甘くない)に卵がのっています。

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食事のあとは、最上階のバー、THE IDES BARへ。摩天楼を眺めながらBrooklyn madeのビールを飲むことができます。

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紅茶アトリエ、BELLOCQや、アメリカらしい焼き菓子店、ovenlyを覗きながらアートの街をめぐります。

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BELLOCQについては次回blogで詳しくお伝えします。

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ovenlyでは、ピスタチオケーキと真っ黒なチョコレートカップケーキをいただきました。

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街のいたるところに描かれるアートたち。

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散歩の途中、Brooklyn madeのチョコレートにも沢山出会いました。
MAST brothers chocolate✨
マスト兄弟によるブルックリン発のブランド。素材にこだわる大人のチョコレートです。

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Fine & Raw✨
日陰栽培されたオーガニック生カカオの味わいを特殊な低温処理で引き出したチョコレートです。

Raaka virgin chocolate✨
生カカオの低温加工技術を追求して誕生した上質のビーガン・チョコレート。Red Hookに工場があります。

Hu Kitchen✨
ビーガン&パレオスタイルで人気のレストランがプロデュースしたチョコレート。遺伝子組み換え作物や精製砂糖不使用。

 

whole foodsのエコバッグはブルックリンデニムとのコラボです。

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沢山のBrooklyn madeを手に、イーストリバーフェリーにて陽が沈むのを眺めながらManhattanに戻ります。

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次回もアメリカblog、「tea hopping✨」、NYの紅茶めぐりです。
よろしくお願いします。

スウィッチェル❤️

だいぶ涼しく、過ごしやすくなりましたね。
猛暑日が続いたこの夏、エネルギードリンク、スウィッチェルを水分補給の一つとして取り入れてみました😊

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Brown Sugar 1st.で見つけたスウィッチェル。

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リンゴ酢のヘルシードリンク❤️
スウィッチェルとは、有機アップルサイダービネガー(無濾過リンゴ酢)を使った身体に優しい飲み物です。
アップルサイダービネガー、生姜汁、レモン果汁、そして天然甘味料を、炭酸水でわったものがベースとなります。旬のフルーツや好みのスパイスなどを追加して、自分好みにカスタマイズできます。
甘味料は、メイプル、アガベ、ハチミツなど好きなものを使って。

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旬のフルーツをプラスしても楽しいですよね。

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Brown Sugar 1st.のこだわり❤️
私が買ったスウィッチェルには、厳選された材料が使用されていました。
⚫︎有機アップルサイダービネガー
有機りんごのストレート果汁から醸造した無濾過りんご酢
⚫︎有機ココナッツネクター
ココナッツの花の木の根元から採集した天然の低GIシロップ
⚫︎有機レモン果汁
イタリア・シチリア産の100%ストレート果汁
⚫︎有機生姜
高知県四万十町産の生姜をじっくり煮て抽出した煮汁

 

お酢のダイエット&美肌効果❤️

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⚫︎ダイエット効果
・エネルギー代謝の促進
・必要以上な栄養成分の吸収を抑制
⚫︎美肌効果
・ビタミンCの破壊酵素の働きを調整
・血行促進、新陳代謝をあげることによる肌色アップ、くすみ解消

こういったお酢の嬉しい効果に、スウィッチェルに含まれるレモンや生姜の栄養成分が加わり、相乗効果がうまれます。
うれしい4つのポイント❤️
⚫︎無濾過の有機アップルサイダービネガーの凝縮された、酵母酵素・ビタミン・ミネラルによる健康効果
⚫︎アップルサイダービネガーの酢酸による疲労回復効果
⚫︎レモン・生姜果汁のビタミンC・クエン酸による美肌効果
⚫︎生姜のジンゲロールによる新陳代謝UP作用
※ジンゲロール: ギンゲロールとも言われる生姜の辛み成分のこと


手作りスウィッチェルにも挑戦してみました😊

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2杯分(400cc)
アップルサイダービネガー (またはリンゴ酢) 大さじ1
メイプルシロップ(またはハチミツ) 大さじ1
おろし生姜 小さじ1
レモン果汁 小さじ1
炭酸水 400cc
レモン(スライス) 数枚
ミント 適量
①蓋付のビンやジャーに、アップルサイダービネガー、おろし生姜、メイプルシロップ、レモン汁を入れてよくかき混ぜる。
②①に炭酸水を注いで、ミントとスライスしたレモンを入れて出来上がり。

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少し涼しい季節になったら、シナモンなどをプラスした暖かいスウィッチェルに挑戦してみたいと思っています😊

置き換える知恵と工夫「スパイス活用術~シナモン~」

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はじめに

「Phyto(植物) therapie(療法)」の3つ手段。それは、「香る(芳香浴)」「塗る(けい皮吸収)」「飲む・食べる(経口摂取) 」です。どれも、日常の行動の一部であり、フィトテラピーは特別なものではなく、生活の中に溶け込んでいるものだと考えています。その中でも、「飲む・食べる」ことは、毎日私たちが楽しみ繰り返す生きるための習慣です。日に数回いただくお食事や間食に、いただくものやいただき方をちょっと工夫をすることで、日頃の不調の解消ができるとしたら 毎日が薔薇色になるのだ!!・・・は、言い過ぎとしても、不調の連鎖をどこかで断ち切ることができれば、QOL(生活の質)は、明らかに向上します。そんな気持ちもあり、私のカウンセリングセミナーでは、「置き換える知恵と工夫」を提案していくことにしています。

習慣をガラっと変えることは難しいけれど、毎日食べることだから、
・飲むものや調味料を変える
・薬や基礎化粧品を変える
・睡眠の質や心の持ち方を変える
このあたりが、比較的習慣にしやすいのではと思い、実践あるのみのフィトテラピー実践講座講座を開催しています。「飲むものや調味料を変える」ということの中で、スパイスに関心があるが、なかなかうまく活用できないという方も多いのではないでしょうか?そんなこんなで、第二回目のスパイス活用術のレッスン、今回は、スパイス調合家・料理家の先生、スパイス活用のプロとコラボして講座をいたしました。
先生とご相談しはじめたのが、昨年末。年明け早々にお会いして具体的な準備に取りかかりました。今年は、「植物をひとつひとつ丁寧にお伝えしていきたい。」それが、2017年の年頭に掲げたテーマです。実践するお客様の立場に立って考えると、その方が、的が絞れて楽しく、習慣化しやすいのではないか?と。

ご相談を繰り返し、新刊本のテーマである「シナモン」に決定しました。お互いの予定を調整した結果、時期も、少し、肌寒くなる9月になり、タイミングとしてとてもよかったと思います。


血液の量の問題と血液の流れに効果が期待できる「シナモン」

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肉桂・桂皮とも呼ばれ、漢方に用いられたり、スパイスやお菓子作り、アロマオイルにもよく使われています。

薬用として、シナモンには消化促進作用、抗菌作用、発汗作用、健胃作用、血行を改善して冷え性や肩こりを解消する効果があります。また、血糖値や中性脂肪コレステロール値低下など、新たな作用が注目されています。

栄養素は、ミネラルが豊富に含まれており、特にカルシウム、鉄分、マンガンが多い食品のため女性に最適です。加えて、第七の栄養素と言われる「ファイトケミカル(植物由来の化学成分)」の一種である「シンナムアルデヒド(桂皮アルデヒド)」が含まれ、毛細血管の老化防止への効果があります。毛細血管の減少によるしみ、シワ、たるみの解消という女性にはうれしい効果が期待されているスパイスです。冷えを克服すれば、いろんな不調は改善の方向へと向かうとわたくしは考えています。その点からも、シナモンは、活用すべきスパイスのひとつだと思います。
東洋医学的に言うところの、血液の量の問題(血虚)と血液の流れの問題(瘀血)の改善に、効果が期待できますね。

 


シナモンの種類・産地で分かれる「セイロン」と「カシア」 

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シナモンの原料植物には、大きく分けると「セイロンシナモン」と「カシア」という2種類があるということは、あまり知られていないのではないでしょうか。
シナモンといえばその香りが特徴的ですが、セイロンシナモン、カシアのどちらとも樹皮が香辛料として利用され、セイロンシナモンの方が上品な香りで高級とされています。

 

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アーユルヴェーダを学んだスリランカのキャンディの森で、沢山の植物に出会いました。ゴツゴーラ、ココナツ、カカオ、胡椒、うこん、トリファラの三果 アラル・ブッル・ネッリ、・・・そして、シナモンの木もありました。
そう、スリランカは、「セイロンシナモン」の産地だったのです。

アーユルヴェーダでは、口腔衛生にとても気を遣いますが、スリランカは、本当にスパイスが生活に根差していて、日常使いとして、歯磨き粉にスパイスが加えられていることも印象的でした。シナモンは、口腔衛生にも効果があるとされますが、これにもしっかりとシナモンも調合されています。歯磨きペーストは、こんなに黄色くて大丈夫だろうか? と思うほどの、ターメリック色。でも大丈夫、安心してください、黄色くはなりません(笑)。
また、スリランカ流の飲む風邪薬・サマハンにも、スパイスがいっぱい。(14種)
日本でいえば、市販されている「葛根湯」や「生姜湯」のように、スリランカ流のお湯にといていただくお薬です。

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ちょっと注意したいこと

シナモンは、古くから香辛料としてさまざまな料理や菓子などに使われていますが、最近はサプリメントなど健康食品としての利用も見られます。
近年、シナモンの香りの成分の1つであるクマリンという物質を過剰に摂取することにより、肝障害が誘発されることがわかってきました。一般的な食生活の中で料理などに使われるシナモンの量は少ないため心配はいりませんが、通常の食品よりも成分を濃縮しているサプリメントなどの場合には、過剰に摂取する可能性があるので、注意が必要です。
(以下、東京都健康安全研究センター研究年報 第59号 別刷より抜粋です)

平成18年都民健康・栄養調査結果で、「香辛料・その他」の1日当たりの摂取量は0.3グラム、「菓子類」は28.4グラムであることから、一般的な食生活ではシナモンによる健康影響はないと考えられます。

サプリメントでは、すべての製品で表示されていた一日の摂取目安量は2カプセルであり、その範囲ではクマリンの耐容一日摂取量を超えませんでしたが、4~5カプセルを摂取すると耐容一日摂取量を超えてしまいます。ということからも、お食事でとり行けていくことが安全策だと思います。

事実、東京都では平成19年度に、市販されているシナモンスパイスやシナモンを含む食品のクマリン含有量について、実態調査の結果、平均値で、スパイスではクマリンをセイロンシナモンから13.7ppm、カシアから3257.5ppm検出しました。
(1ppmとは、1キログラムの食品から1ミリグラムのクマリンを検出すること)。
また、シナモンを含む菓子では19.7ppm、サプリメントでは2640.0ppmのクマリンを検出しました。スパイスのTDI※相当量はセイロンで平均360gカシアで平均1.5 g。これらのことから香辛料として通常の食事をする限りでは、TDIを超えることはないと考えられます。※1日の摂取量(TDI)

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セイロンシナモンは優秀ですね。

 

調味料としての活用

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↑ 先生にお借りした写真 上: タジンミックス 下: アリッサ 
 
昨日開催したセミナーでは、「タジンのミックス」「アリッサ」を作りました。
みなさん口々におっしゃいましたが、鶏肉を煮込んでつくるタジン、味の深見が違いました。最近、大人気のアリッサ。随分前から、自己流でつくられていたという際物の方もお見えでしたが、手作りは私は初めてで、そのおいしさには、驚きました。
昨夜煮込んだカレーに、今夜は、アリッサを加えながらいただきました。
これはおいしい!! おいしくて、からだにもいいのですから、置き換えフィトテラピーの活用術としては、大成功です
 

シナモンは生薬

漢方薬にも調合されているのをご存知の方も少なくないと思うが、有名どころでは、以下ふたつです。

気楽に使える
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) これは、薬局でも購入できます。

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スペシヤルな生薬
十全大浦湯

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四君子(人参、白朮、茯苓、甘草、)と、四物湯(当帰、芍薬、川芎、地黄)の合方である八珍湯に、さらに、桂皮、黄耆を、加えたなんと贅沢な「十味」の処方です。「四物湯(しもつとう)」は血虚を補い、血行を良くして血燥を潤し、心と肝の機能を盛んにします。「四君子湯(しくんしとう)」は気虚を補い、脾と胃の力をつけ、消化機能を亢進して、血を増やし肌肉を充実させます。「桂皮(シナモン)」は陽気を通じて血行を良くし四物湯・四君子湯の補う力をさらに高め、同時に表の寒を散じ、冷えを取り去ります。黄耆は体表部の気を補うと同時に、表を固めて止汗しその気を体外に泄らさず、余分な肌肉の水滞を尿として取り除きます。

ご説明すると長くなりますので、生薬についは、理論も含め、また別の機会に取り上げたいと思います。

 

最後に
9月になって、肌寒さも感じられるようになりました。お腹に手を当ててみてください。夏の暑さでこたえた身体。冷房で実は冷えているそんなこともあろうかと思います。ぜひ、負担にならない簡単な置き換えフィトテラピーで、健康な毎日を送っていただきますように。

最後に、10月・次回のフィトテラピー実践講座は、「季節のハーブのおたより講座」ラベンダー編とローズ編。いよいよ、南仏のお土産話しも加えた2本立てで開催です。ぜひ、いらしてくださいね。

kimikimiでした。

 

巡る!夏のヴァカンス♡

皆さま、こんにちは!Yuki☆です。

またまたご無沙汰しております・・・約3ヶ月ぶりの更新ですm(_ _)m

 

6月はブログメンバーのkimieさんとCottonsnowさんと

長野県のカミツレの里でのカミツレ収穫体験にご一緒させていただき、

アトリエ・フィトキュイジーヌでは「梅雨どきも、爽やかに!」をテーマに

デザートにはカミツレを使ったレシピも考えたりしました。

 

7月は、ロンドン在住のお友達を訪ね、その足で2人でパリ旅行へ。

ロンドンでお料理教室を開いている彼女とは、主に食探しの旅。

その中での、私なりのフィト”研修”旅行でもありました。

 

・・・いつものことながら、ヘヴィーなカラダ!を抱えてのことで、

常に自分自身や、身体の声と向き合いながら・・・の活動で、

ブログを書く余裕がまた無かったのも事実。

いずれ、カミツレ体験やロンドン&パリのことも

書いていこうと思っております(^^)🎶

 

アトリエでは、8月の半ばから、

「巡る!夏のヴァカンス♡」のテーマで運営しております。

初日には、このブログのメンバー、Kimieさん、Cottonsnowさん、

また同じくフィト仲間のNaokoさんが来てくださいました!

 

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⇧7月のパリで仕入れてきた食材たちを使ってのお料理たちです。

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⇧ウエルカムドリンクには、LOV ORGANICの

ピーチ&アプリコット&ハイビスカスのハーブティー

アロエベラジュースを加えた夏らしいドリンク。

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⇧人参のフムス&野菜ステック、グルテンフリーのクラッカーを添えて。

Houmous aux carrottes avec crudité, galettes aux sarrasins.

フムスは、本来ひよこ豆のペースト・・・今回は人参で。

写真はないけど、クミンやタヒニ(白ごまペースト)などとミックスしてます。

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⇧巡る!ブイヤベースとお手製アイオリ。

Bouillabaisse aux carthames pour la circulation sanguine et Aïoli maison.

 

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⇧バゲットの代わりに、グルテンフリーのクラッカーの上に

アイオリを乗せ、スープに浸して・・・。

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 ⇧巡る!の主役、日本が誇るフィト?紅花。

瘀血を解き、婦人科系や脳・心疾患系、打ち身や打撲にも有効。

サフランより性味が強いとか。

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⇧タイムは、「スパイスの魔術師」オリヴィエ・ロランジェ氏の

パリのブティックに訪れた時仕入れたもの。

野生の手摘みのオーガニックのタオム1つとっても4種類あり、

そのうちの2種をセレクト。

タイム・リナロール(左)・・・スパイス、ラベンダーを思わせる香り。

野菜、ティザンヌ(Infusion)に。

タイム・ゲラニール(右)・・・柑橘系を思わせる香り。

魚介、甲殻類に。

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⇧ご参加の皆さまに実際香りを嗅いでいただき、

お気に召された方を使う、という試み・・・。

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⇧満場一致で、タイム・ゲラニオールに☆

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⇧フランス人シェフから教わったレシピをアレンジ。

フィトテラピー的には、脂質は良質なものを・・・ということで。

亜麻仁オイルとパリで仕入れた南仏La Vallogne産のオリーブオイルを。

オメガ3、6を意識して・・・。

プロヴァンスでは、アイオリのコンクールが開かれるほど、

重要なのだとか。

 

なんと今回は、7月に南仏でKimieさんが手摘みされた

野生のラベンダーをいただくことができ、そちらを使ってのデザートも考案。

(去年、私も「ローズの旅」でご一緒させていただいた、

石田佳奈子んご主催のツアーのラベンダー編にご参加されたのです。 )

 

⇩Kimieさんの南仏の旅の記事はこちら。 

lebois-medi02.hatenablog.jp

 

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⇧手前から、プロヴァンスの野生ラベンダー、

同じくプロヴァンスの枝付き野生ラベンダー、

アルプスの自生から栽培されるようになった野生ラベンダー。

特別ゲスト(笑)・・・奥のうさぎさんはお友達からいただいた

富良野のお土産のフアーム富田さんのラベンダーポプリ。

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⇧梨のラベンダー風味。洋梨でもイケると思います!

Nashis (poires japonaises) à la lavande.

仕上げに、ラベンダーをスパイスのように振りかけて・・・。

南フランス、プロヴァンスの野生ラベンダー。

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⇧食後には、野生ラベンダーのティザンヌを。

お湯に1枝入れるだけで、香りが立ちます。

こちらはアルプスの野生ラベンダー。

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⇧お湯で浸出してみてびっくり!

もともと白っぽかったプロヴァンスの自生のラベンダー(右)が

濃くなり、アルプスの野生ラベンダーが、白っっぽくなってきました!

ホンモノの自生のラベンダーの力強さを感じました☆☆☆

一言で「ラベンダー」と言っても土地や環境が変われば全く違う、

ということを改めて実感させていただきました!

 

Kimieさんに、実際現地に行かれた生の声とともに、

野生ラベンダーのお話をしていただきました・・・感謝です(^^)。

 

また、Cottonsnowさん、Naokoさんから贈り物が!

 

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⇧Cottonsnowさんからの差し入れ・・・ご自身でもがれた、

地元・世田谷産のぶどう・・・5種それぞれに味わいがあり美味!

Cottonsnowさん、ごちそうさまでした(^^)!

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⇧この8月初回の数日前に、

シンクロ的にNaokoさんからいただいていた、

ハワイの素敵なラベンダーアールグレーティー☆

 

梨のデザートのヴァリエーション、ゼリーにも。

多めに作りすぎちゃった時にもオススメです!

 

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⇧Naokoさんのラベンダーアールグレーティーとともに・・・。

至福の時♡

Naokoさん、ごちそうさまでした(^^)!

 

フィト仲間の皆さまとの楽しいひと時・・・♡

Kimieさん、Cottonsnowさん、Naokoさん、

ご参加本当にありがとうございましたm(_ _)m

 

各回とも、ご参加の皆さまの「巡る!」ご体感がすごいです☆

8月分「巡る!夏のヴァカンス♡」は残すところあと数回ですが・・・。

今までご参加いただいたすべての方に感謝です! 

 

10月のテーマは、ガラっと変わって「残暑のアジアンビューティー♡」。

9月になったとはいえまだまだ暑いこの時期、

東南アジアや東アジアのフィトにクローズアップしながら、

美味しく楽しい時間を過ごせれば・・・と思っております🎶